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ピングスの買取・査定

(PINGUS)

ピングス(PINGUS)

生産情報

生産国       
スペイン
地方
リベラ・デル・ドゥエロ
地区
サルドン・デ・デュエロ地区

詳細

分類      
赤ワイン
タイプ
フルボディ
ブドウ品種 
テンプラニーリョ

高価買取ランク

rank5

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ピングス(PINGUS)の特徴

ピングスはバランス感が良く力強い味わいのワインです。ルビー色の濃いワインで、彩色したかのような鮮やかで艶のある発色をしています。口にした途端にビロードをイメージさせる滑らかなタンニンの強さを感じ、余韻の深さを堪能できる味わいです。発酵時や熟成時に使用する樽にこだわりがあり、控えめなロースト感のある樽由来のテイストがかすかに感じられます。

 

カシスやブルーベリー、ブラックベリーなどの甘い果実感にしっかりとした酸味が感じられるのもバランスが良い特徴です。また、クローヴや杉、ハーブなどのアロマも感じられます。味わい全体は濃厚と言うよりも、果実感がみずみずしく透明感をもたらしています。「樹齢の長い古樹から収穫したブドウのみが作り出す味わいである」と生産者のピーター・シセックが語る通り、質の高いブドウのみで生産されているからこそ、繊細さと強さを併せ持つ味わいが表現されているのも特徴です。

 

凝縮とエレガントさが両立されたピングスのスタイルは近年作られたイメージで、特にエレガントさが2012年のヴィンテージからより引き立つワインとなっています。また、2012年のヴィンテージではピングスのブドウがどれほど優良な土壌で生産されているのかを証明したと語られています。

 

降雨量がわずかで、夏の気温が高い年でしたが、そのような土壌の質が試される気候や天候の元で、土壌の質が良好でない畑ではブドウの生育に問題が生じたのに対して、ピングスのブドウ畑では成熟のバランスが取れたクオリティの高いブドウの収穫が行われ、豊潤で濃厚なワインの生産に成功しリリースに至りました。

 

発酵はマロラクティック発酵と呼ばれる手法で、1年間使用した樽で行われています。熟成期間は最大で22か月間です。フランス産のオーク材を使用した新しい樽と、1年使用済みの樽を使用しています。2012年のピングスでは生産本数が6600本で、飲み頃は2015年から2028年と言われています。

 

2012年はワイン生産に向かない天候でしたが、パーカーポイントは97点から100点と高評価を得ています。

歴史

フランスのシャトー・ド・ヴァランドローなどで実績を積んだデンマーク生まれのピーター・シセックは、ボルドーにて農学や醸造学を学び、叔父と共にボルドーのワイン業界で働きました。

 

その後、スペインのワイン産地リベラ・デル・ドゥエロで生産されるブドウ品種であるテンプラニーリョ(ティンタ・デル・パイス)に魅力を感じ1990年にスペインへ移住し、ピングスの歴史をスタートさせます。

 

移住後は修道院農園のワイナリーであるアシエンダ・モナステリオにてマネージャーとして勤務し、1995年にドミニオ・デ・ピングス社を創立しました。同年に初ヴィンテージとして旗艦銘柄であるドミニオ・デ・ピングスをリリースしました。

 

生産量はごく僅かで325ケースとされ、一本の値段を200米ドルとし販売しました。ボルドーから訪れたワイン商によって試飲会へ出展されたドミニオ・デ・ピングスは好調に売れ、その後、叔父の勤めるボルドーのシャトーへ持ち込んだことで、偶然にもイギリスの老舗ワイン商を営む社長の目に留まり、最終的にワイン評論家で著名である、ロバート・パーカーによってサンプルの試飲が行われ、高評価を受ける契機となります。

 

以降、ドミニオ・デ・ピングスはロバート・パーカーにより高評価がされ、2004年物には満点、2005年物には99点と言う高評価を獲得しています。1997年にドミニオ・デ・ピングスをアメリカへ輸送中であった船が北太平洋(アゾレス諸島の沖合)にてアクシデントに合い沈没し、75ケースのドミニオ・デ・ピングスが消失する事件に遭遇しました。

 

しかし、この海難事故がドミニオ・デ・ピングスのアメリカ市場を賑わせる要因となったのです。注目を浴びた結果、ドミニオ・デ・ピングスの一本当たりの価格が劇的に上昇し、495米ドルの値が付いたほどです。

 

2006年にはピーター・シセックがブドウ栽培農家と連携して、テンプラニーリョ種の古樹を育てる共同プロジェクト(PSI)をスタートさせるなどを行っています。

逸話

ピングスの原材料であるテンプラニーリョ種は65年以上の平均樹齢を持つ古樹から収穫されたもので、1ヘクタールの収穫量を換算すると最大でも12ヘクトリットルに留まるとされています。

 

一つのブドウの木から500グラム程度の収量です。ファーストヴィンテージに使用されたブドウは樹齢80年以上の木から収穫して生産されたワインで、ロバート・パーカーから極めて高い評価を受けることになりました。

 

その際のパーカーポイントが98点であったため、一躍無名のワイナリーから世界中へ知名度を上げて行ったのです。ブドウの栽培にかなりこだわりを持っており、厳しく徹底された剪定と選果を貫くことで、バランス良く熟した高品質のブドウのみを使用することを可能にしています。

 

このため、ブドウの品質によってはワインの生産を行わない年もあるほどです。1990年代に自然派のワインを飲んだことで刺激され、土の香りがあるワインを目指したい思いから、2000年に無農薬や有機栽培で育てたブドウのみを使用するビオディナミ農法を導入後2003年には完全移行を果たし、バランス感が極めて良いワインを作り出しました。

 

ピーター・シセックがワイン生産をスタートさせた当初、イメージに合ったのはブルゴーニュのドメーヌであると語られています。ボルドーとスペインを移動する傍ら、リベラ・デル・ドゥエロに興味を持ったのは石灰質の土壌であり、石灰質土壌が持つ排水性の良い特徴と、テンプラニーリョのみを使用してワイン生産が可能なことでした。また、ブルゴーニュを意識した農園づくりを行っています。
ピングスは海外市場での値段が一本10万円に達したこともあるワインです。数千本程度しか生産されず、極めて少ない流通量が価格が高騰する大きな理由の一つですが、クオリティの高さを誇ることで世界中のワインマニアから絶賛され続けています。日本国内でわずかに流通するピングスもプレミアム価格のみでの販売ですが、その人気は高く市場で見つけることが困難であるほどです。

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