ウイスキーには、スコッチやバーボンなど様々な種類がありますが、今回は最近人気が再燃しているジャパニーズウイスキーに注目しました。
その中でも礎を築いてきた人物を中心にご紹介します!前編はサントリーです!
ジャパニーズウイスキーは、今では世界で認められるようになりましたが、そこにたどり着くまでは長い道のりがありました。
ジャパニーズウイスキーの代表ともいえるサントリー、その歴史を辿ります!

ウイスキー 銘柄一覧
目次
■サントリーウイスキーの歴史■主なサントリーウイスキーの商品
■サントリーウイスキーの歴史
サントリーウイスキーの歴史は、創業者の鳥井信治郎が1923年、京都郊外の山崎に日本初となるウイスキー蒸留所建設に着手したのが始まりです。国産ウイスキー第1号が発売されたのは1929年。「白札」が誕生しますが、日本人の口には合わず、評価を得ることはできませんでした。鳥井信治郎の試行錯誤は続きます。
そして、1937年、ウイスキーの傑作「角瓶」が誕生します。このウイスキーは慣れ親しんでいる人も多いのではないでしょうか?サントリーのロングセラー商品で、そのボトルデザインは発売時からほとんど変わっていません。
その後も、ロングセラー商品のサントリーオールド(”ダルマ”の愛称でおなじみ)が1950年に、サントリーウイスキーローヤルが1960年に発売されます。
1984年には、シングルモルトウイスキー「山崎」が発売。ブレンデッド主流の時代に、ジャパニーズウイスキーの新たな一歩が踏み出されました。
創業90周年に当たる1989年には、現在も高級ウイスキーとして知られる「サントリーウイスキー響」を発売。サントリーの最高峰ブレンデッドウイスキーのブランドとなりました。
1994年には、森のイメージでおなじみのシングルモルトウイスキー「白州」が発売されます。森に囲まれた自然豊かな白州蒸留所が開設されたのが1973年ですから、21年という長い歳月をかけて新たなウイスキーが誕生しているところから、「山崎」と同様、納得のいくウイスキー造りの大変さが伝わりますね。
さらに、今年(2015年)の9月には、11年ぶりの新ブランドとなる「知多」が誕生しました。
山崎蒸留所建設の着手から長い道のりと苦悩の末、確立されたサントリーウイスキーというブランドは、ジャパニーズウイスキーの歴史と切っても切れない関係ですね。

■主なサントリーウイスキーの商品
長い歴史を持つサントリーウイスキー。その主な商品を紹介!・山崎
滑らかな口当たりに甘みが広がります。甘いバニラとシナモンの香りが特徴です。

・響
フルーティーな味わい、香り、甘さと花を想わせる香りのバランスの良さが特徴です。

・白州
森の若葉のようなみずみずしくフレッシュな香りで、味わいは爽やかでキレがよいのが特徴。本格派から初めての方まで幅広い層の方々が愉しめます。

・知多
2015年9月1日に発売されたばかりの新ブランドのシングルグレーンウイスキー。
グレーンウイスキーはその穏やかさからサイレント・スピリッツとも呼ばれます。
甘い樽香、口当たりのよさが特徴です。

■まとめ
前編では、サントリーについてご紹介させて頂きました。鳥井信治郎をはじめとする職人たちが試行錯誤の末、豊かな味わいや香りが愉しめるウイスキーを作り上げてきました。
その中でも、傑作「角瓶」が発売時から変わらぬデザインであることには驚きですね!
また、ウイスキーに関して、日本初が多いサントリー。歴史があるからこそ、ウイスキー造りの難しさや傑作が出来上がったときの感動を誰よりも知っているのでしょうね。