こんにちは!
共通するところが多いお酒、ウイスキーとブランデー。
飲まない人からみれば、だいたい似たようなものでしょう。
確かにブランデーとウイスキーは色も似ているし、雰囲気も似ています。
しかし、飲んだりして少し知ってしまえば、この2つが大きく違うものだということに気がつきます。
似ているようでまったく違う、その違いとは!?

目次
■ウイスキーとブランデーの定義■『蒸留』って?
■ウイスキーとブランデーの定義
ブランデーとウイスキーは、どちらも蒸留酒ですが、原料に大きな違いがあります。ブランデーは『果実』、ウイスキーは『穀類』が原料です。
それえぞれの定義をいうと、
・ウイスキーとは、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、
これを発酵させた蒸留酒のこと。
・ブランデーとは、果実酒からつくった蒸留酒の総称。
単にブランデーといった場合は、通常ブドウが原料のワインを蒸留して作られたものを
さしますが、リンゴから作ったアップルブランデーやサクランボから作ったチェリーブ
ランデーも存在する。
ということです。
簡単にいうと、それぞれにもととなるお酒があり、ビールを蒸留するとウイスキーになり、ワインを蒸留するとブランデーになります。
ウイスキーは大麦⇒ビール⇒ウイスキー
ブランデーはブドウ⇒ワイン⇒ブランデー
だということです。
ちなみに『バーボン』は、バーボンウイスキーと呼ばれるように、ウイスキーの一種です。
トウモロコシを原料としているものが『バーボン』と思われていますが、必ずしもそうではありません。
主原料の51%~80%がトウモロコシのものをバーボンと呼び、80%以上のものは『コーンウイスキー』となります。

■『蒸留』って?
蒸留酒っていうけど、蒸留って何?蒸留というのは、お酒をぐつぐつ煮て、蒸発する気体を逃がさずに、そのまま冷やしてとり出すことです。
もしもあなたが無人島にたどり着いてのどが渇いたなら、海水をぐつぐつ煮て、上がってくる水蒸気を集めて飲み水にしたいと思うでしょう。
蒸留とは、まさにその作業です。
ぐつぐつ煮て、蒸発した欲しかったものを抽出するのです。
この蒸留の方法によって、味わいやコクに違いができます。
蒸留した後は、ウイスキーとブランデーともに、多くは樽の中で熟成させます。
ウイスキーとブランデーは、蒸留されたばかりの時は無色透明ですが、時間をかけて熟成させることにより、まろやかで、あの美しい琥珀色へと変わっていきます。
さらにブレンドされたり、そのまま瓶詰めされたりして、私達のもとへとやってくるのです。

まとめ
ウイスキーとブランデーの違いを、分かっていただけたでしょうか?両方ともストレートやロックで飲んでみる機会がないと、中々分からないものですね。
勇気を出して飲んでみたら、ハマってしまうかも?
一緒にお酒の虜になりましょう!