ポリニャック(polignac)の特徴
ポリニャックブランデーはボディ豊かで、樽香ののった辛口が特徴のブランデーです。
フランス国内のスーパー・マーケットでのシェアは、トップクラスとなっています。
メイン商品となっている、ポリニャック・VSOPは、伝統的な芳香とふくらみにすぐれています。
ポリニャックのリモージュ陶器入りフィーヌ・シャンパーニュ規格の酒、リモージュ・クレストは、「ベルサイユ」が宮殿の白と金を、「マルセイユ」は海の色を、「バスティーユ」は革命家の情熱をイメージしています。
歴史
フランス貴族の名門で、西暦860年から続くヨーロッパ代表的旧家である「ポリニャック家」が、家名と紋章を製品に使用の了承を与えた事から始まったとされています。
1959年に、デンマーク王フレデリック9世が『デンマークの荘厳なる宮殿にもまさる味だ』と賞賛し、現在でもヨーロッパ特や北欧を中心に高い人気があります。
エピソード
1767年にポリニャック伯爵であったジュールと結婚したのはヨランド・ド・ポラストロンでした。
彼女はフランス王ルイ16世の王妃であったあのマリーアントワネットの取り巻きの一人でした。王家から寵臣としてさまざまな恩恵を受けていたことで悪名高く知られています。
しかし、フランス革命が起きると国王夫妻をすぐさま見限り、オーストリアに亡命しました。その後ウィーンで急死したそうです。
彼女の子供たちは王政復古後に首相になったり、モナコ大公の娘と結婚し、現在のモナコ大公家の男系祖先となったり歴史に名を残しています。