菊姫の特徴
菊姫は酒造りを子育てと同じように考えており、愛情を注ぎ、慈しみ育ててこそ、納得がいく酒が造れると考えてられています。そのための必要条件とは最上質の原料米の吟味、買い付け、そして蔵の設備など… 十分条件とは杜氏を始めとする、蔵人の高い技術とチームワークです。
そして、その中心にあるのは本物の旨い酒を毎年造り続けたいという「情熱」日本酒は一千年を超える試行錯誤の歴史を経て、世界で類のない独創的でかつ、合理的な醸造法を確立してきました。この先人達が築き上げた技術と精神を基本としながら、新しい技術を積極的に導入してきた菊姫の酒造り。
こだわり過ぎるという方もおられるかもしれませんが、一の妥協がすべての妥協に連なる危険性を孕んでいる。元々「日本酒は無形文化財」でありだからこそ、これからも時代に流されることなく、極上のこだわりを持ち、限界のない酒造りへの挑戦を続けています。
歴史
菊姫は1570年創業、石川県白山市に所在する酒造メーカーです。菊姫が作られている場所は、富士山、立山と並ぶ日本三名山の一つ白山連邦の麓にあります。ここから流れ出る雪解け水は再興の日本酒を作り出すのに最適な水であると賞賛されています。かつてはあの豊臣秀吉も求めたと言われている銘酒なのです。
1902年(明治35年)に合資会社柳酒造店となり、1928年(昭和3年)菊姫合資会社に改組しました。2005年(平成17年)には、小堀酒造店・車多酒造・吉田酒造店・金谷酒造店・菊姫の5社が「白山菊酒」として、日本酒で初めて原産地表示の認定を受けました。
エピソード
菊姫は時代に合わせた酒造りをせず、戦国時代から続く伝統とこだわり、そして築き上げられた技術を精神で酒造に取り組んできました。
今後も最上級のこだわりを持ち続け酒造りに挑戦していくこと姿勢は見失うことはないでしょう。
菊姫は、自家精米した兵庫県旧吉川町産の特A山田錦を使用し、ふくらみと厚みのあるアタックとコクは存在感充分です。山田錦らしい噛み締めたくなる味わい。そして、酸と切れも伴い旨くて軽い仕上がりが魅力な逸品な仕上がりになっています。