(chateau-pontet-canet)
最高買取金額 | … | ¥15,000 |
※過去最高金額での買取り結果です。 | ||
平均買取金額 | … | ¥6,000 |
買取本数 | … | 16本 |
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格付け5級の名声を持つこのシャトーの畑は、ポイヤック村北部の素晴らしい砂利の小丘で、シャトー・ ムートン・ロートシルトの向かいという絶好の位置にあります。ムートン同様、特異なミクロ・クリマの恩恵を受けて栽培されるブドウは素晴らしいものです。このように優れたテロワールを持っていますが、その真価を発揮できたのは最近の話です。
ポンテ・カネは、一番実直にACポイヤックを象徴しているかも知れません。その燻した香り、シガーにタールを混ぜたような香りは独特であり、ポイヤックの真骨頂です。そして密度の高さとポテンシャルが秀でていて、品質安定性も極めて高いのです。
ポンテ・カネの収穫には細部にまでこだわりが見られ、準備は早くから行われます。アルフレッド・テスロン氏は、1999年のヴィンテージから新たなシステムを投入しました。ブドウの収穫は小さな木箱からバスケットに変わり、バスケットに入ったブドウはトレーラーに乗せて移動されます。
ブドウは傷のない状態を保ち、未粉砕、酸化の危険性を避けるよう注意しています。ゆっくりとした速度で丁寧に慎重に選別され、ブドウに対する不可を最小限に抑える処理が考慮されています。 ブドウの品種に応じて、それぞれにさまざまな微調整が行われて初めて、最終ブレンドすることが可能になります。
ルビーレッド色、もしくはほとんど黒の深さを持つ果実と、甘草の特性を持っており、同様にイチジク、杉、そして時にはココアのような風合い。ポンテ・カネは、パワーとエレガンスさだけでなく、味覚濃度と豊かさを持ち合わせています。
メドック格付け以前から高い評価を得ていたこのポンテ・カネですが、1855年格付け時の数年前から低迷期を迎えて、痩せた残念なワインを世に送り出していました。
1975年までオーナーを務めていたクリューズ社は、品質にこだわることなくワイン造りを行っていましたが、コニャック商人であったギー・テスロン氏が買い取ってからは、見違えるような高品質のワインを造り出しています。
ポンテ・カネの評判を再浮上させたギー・テスロン氏の息子で、現在のオーナーであるアルフレッド・テスロン氏は、畑とセラーに多額の投資をして環境を整え、醸造用のセラーが完全に一新。あまり出来の良くない槽が出た時のためにセカンド・ラベルが導入され、新樽の比率も高めることに成功しました。
そして機械による収穫を廃止し、出来上がったブドウにも非常に厳しい選果を通過することで、1994年のヴィンテージからはポイヤックで最も注目されるハイパフォーマンスワインへと成長させました。