(kokuryu)
最高買取金額 | … | ¥100,000 |
※過去最高金額での買取り結果です。 | ||
平均買取金額 | … | ¥6,000 |
買取本数 | … | 86本 |
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「黒龍」の蔵元は1804年に創業し、その後、1948年(昭和23年)に製造元となる黒龍酒造株式会社が設立されました。
創業200年以上の歴史を誇る蔵元の七代目・水野氏は、同じ醸造酒としてのワインに深い興味を抱き、ワイン産業に盛んなフランスやドイツを訪ね、ワイン同様に日本酒を熟成できないかと試行錯誤を続けました。
同時に、少量で高品質な酒造りを追求し続けてた結果、1975年(昭和50年)に「黒龍 大吟醸 龍」を発売。業界に先駆けて、吟醸蔵としての基盤を築き、吟醸酒の普及に努めてきたのです。
同蔵のブランドには、大きく分けて「黒龍」と「九頭竜」の2種類があり、「黒龍」は冷やして、「九頭竜」はお燗にして飲むのがオススメだそうです。
また2004年には創業200周年を記念して、大吟醸を燗酒用として楽しめる「九頭龍 大吟醸 燗酒」も発売されました。堅実に伝統文化を重んじる一方、極上の味わいを追求し、最先端の日本酒を常に醸し出しているのです。
1804年に創業した「黒龍」。初代蔵元・石田屋二左衛門氏以来、手造りの日本酒を追求してきました。のちに曹洞宗大本山永平近くの蔵元吟醸蔵「黒龍酒造」が福井県に設立され、製造元となっています。
全盛期には同地域に17を数えた酒蔵も、現在では石田屋の屋号を持つ黒龍酒造と、他一軒のみとなってしまいました。伝統文化である日本酒造りを頑ななまでに守り続けた功績であることを物語っています。
酒造業界には「高額なものは、市販品とはなりえない」といった常識がありましたが、黒龍は高品質高価格を貫き、価値ある日本酒としてその名をとどろかせることに成功。全国に大吟醸を商品化する先駆けとなったのです。
黒龍の酒米は主に、兵庫県の特A級地区産の「山田錦」と福井県の大野産「五百万石」を使用しています。
この「五百万石」ですが、わざと田んぼの土の水分を少なくして、根をより深く、より強く張らせるようにします。
強い風が吹いても倒れない、強い茎に育てるために、あえて厳しい環境下で育てているのです。結果、健康で非常に丈夫な稲に育ちます。
こうして育てられた酒米は、日本酒の「味わいや香り」を決定づける重要な要素となるのです。
使用している水も清らかなもので、アユやサクラマスが住めるレベルの水質を誇る、福井県最大の河川「九頭竜川」の水を使用しています。
これほどクリアな軟水は、吟醸酒にきれいでふくらみのある口当たりを与えてくれます。この水でなければ「黒龍」は生まれないと言っても過言ではありません。
こうしたこだわりと希少さから、「幻の日本酒」と言われています。