(cragganmore)
最高買取金額 | … | ¥36,000 |
※過去最高金額での買取り結果です。 | ||
平均買取金額 | … | ¥7,250 |
買取本数 | … | 14本 |
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スコットランド内で最も多くの蒸溜所が集まる、スペイ川周辺に広がるスペイサイド。ここに位置しているのが、クラガンモア蒸溜所です。創業以来、同じ設備と、ほぼ同じ手法によって製造を続けています。
洗練さと複雑さを兼ね備え、ブレンダーの間でもかなり人気があるクラガンモア。その誕生については、この蒸溜所が持つスピリッツスチルの特殊な形状を抜きに語ることはできません。
香りが豊かでコクがあり、飲み口の柔らかなスペイサイドモルトを代表するウイスキーです。ラベルにはCRAGGANMOREという銘柄名の背景に、蒸溜所と機関車が描かれています。
クラガンモアは1869年、蒸留家のジョン・スミスによって創業され、創業当時から高く評価されていました。クラガンモアには、ゲール語で「突き出た大岩のある丘」と言う意味があります。
仕込みの水はクラガン川を使用していて、この川はクラガンモア蒸溜所の動力源として長く活用されています。
原材料になる大麦の畑や、ピートの採掘場も近くにあり、バリンダロッホ駅も遠くありません。このバリンダロッホ駅とクラガンモア蒸溜所の間には線路がひかれており、蒸溜所としては国内で初めて自家用の側線を保有したとして話題になりました。
材料や樽詰めしたばかりのウイスキーをすぐに運び出せるので、やがてこの方式がスペイサイドではビジネスモデルともなりました。
クラガンモアを創業させたジョン・スミスの父、ジョージ・スミスは、もともとウイスキーの密造をしていたそうです。しかし、その卓越した技術から正規の蒸留所で技術指導まで行うようになりました。
その後、ジョン・スミスは「グレンファークラス」や「マッカラン」「グレンリベッド」などで修業し、経験を積んだ後に、クラガンモア蒸溜所を創業させたそうです。なお、ジョージ・スミスは密造から足を洗い富を得たため、密造時代の仲間から命を狙われ、常に護身用の拳銃2丁を持ち歩いていたというエピソードがあります。
また、ディアジオ社によるスコットランド各地の上質なモルトウイスキーを紹介する「クラッシック・モルト」シリーズを立ち上げたときに、選択がとても困難だったそうですが、最終的にクラガンモアが選ばれたそうです。