(chateau-calon-segur)
最高買取金額 | … | ¥15,000 |
※過去最高金額での買取り結果です。 | ||
平均買取金額 | … | ¥7,000 |
買取本数 | … | 76本 |
この商品に関連した
商品カテゴリを見る
カロン・セギュールはボルドー地方サン・テステフ村の最北端で生産され、74ヘクタールの畑に美しいシャトー、ジロンド河の土手まで延びる広い庭園で構成されています。
1960年代以降は不振の時期が長く続きましたが、1990年代に入り、マダム・ガクストンが亡き夫の後を継ぎエステートの経営をするようになってから、かつての名声を取り戻しました。マダムは「賞を取れて、評論家に高く評価されるワインを造ることではなく、この偉大なワインを愛してくださる皆様に、飲んで楽しめるものを贈ること」という強い信念を元にワイン造りに取り組んできました。
凝縮感を前面に押し出したモダンなスタイルに変更していくシャトーがある中で、長年愛されてきたクラシックなボルドースタイルを追求するシャトーでもあります。 最近では、長く家族経営を続けてきたのに、保険会社にシャトーを売却するというニュースでも世間を騒がしたことは記憶に新しいかと思います。
その味わいは、しっかりとしたミネラルとサン・テステフ特有の芳醇なカシスの香りを持ち、非常にスムースな飲み心地で、信じられないようなまとまりがあります。タンニンは濃く、しかし豊かな果実味で覆われ、独特の持ち味としなやかさを併せ持っているのです。力強さ以上にエレガントさが感じられる素晴らしい味わいが特徴です。
日本ではハートの描かれたエチケットから、バレンタインデーの定番ワインとしても有名です。
1855年の格付けで3級に格付けされているシャトーでありながら、19世紀の格付け当時から現在まで、ずっと同じファミリーが家族経営を保ってきたという、珍しいシャトーでもあります。
このシャトーを有名にしたのが「葡萄園の貴公子」とも呼ばれたセギュール候爵、ニコラ・アレクサンドルです。それまで「サンテステフ・ド・カロン」と呼ばれていたこの畑を、ブドウの所有者であるジャン・ド・ガスクの娘との結婚を機に、18世紀に所有しました。
セギュール候爵は当時ラフィット、ラトゥール、ムートンなど、すでに名声を博していた偉大なシャトーをいくつも所有していましたが、無名に近かったカロンの畑をこよなく愛しました。
「数あるシャトーを所有すれど、我が心、カロンにあり」というセギュール伯爵の名言から、伯爵の名前とハートマークがこのワインに付けられました。