余市ウイスキーの定価は?価格高騰の理由や参考買取価格も解説!
「余市」は、NHK連続テレビ小説「マッサン」のモデルとなる創業者の竹鶴政孝氏がこだわった、独特の香ばしさが特徴のジャパニーズウイスキー。
一時は販売停止にまでなったことがあるほど人気の銘柄ですが、現在はどのような状態なのでしょうか。
今回は、余市の種類や定価、購入方法などについて詳しくご紹介しましょう。
余市ウイスキーの定価は?
余市ウイスキーは、定価で買うのが難しい銘柄のひとつです。
余市を製造している余市蒸溜所は原料の大麦の産地である北海道にあり、ジャパニーズウイスキーでは珍しいピートがしっかりと効いたシングルモルトウイスキーを製造しています。
現在一般販売されているのは、ノンエイジの余市のみ。余市蒸溜所では、お土産としても人気の限定品が販売されています。豊かな果実香とオークの甘さが続き、ソルティさも感じられる個性的なウイスキーの数々。
そんな余市ウイスキーの現在の定価を見てみましょう。
| 種類 | 容量 | 希望小売価格(税抜) |
|---|---|---|
| シングルモルト余市 | 700ml | 7,000円 |
| シングルモルト余市10年 | 700ml | 終売 |
| シングルモルト余市12年 | 700ml | 終売 |
| シングルモルト余市15年 | 700ml | 終売 |
| シングルモルト余市20年 | 700ml | 終売 |
| シングルモルト余市アロマティックイースト | 700ml | 終売 |
| シングルモルト余市シェリー&スイート (余市蒸溜所限定品) |
500ml 180ml |
終売 |
| シングルモルト余市ウッディ&バニラ (余市蒸溜所限定品) |
500ml 180ml |
8,500円 3,000円 |
| シングルモルト余市ピーティ&ソルティ (余市蒸溜所限定品) |
500ml 180ml |
8,500円 3,000円 |
余市ウイスキーが値上げした理由とは
終売している銘柄もありますが、余市ウイスキーの価格を見て「え、こんなに高かったっけ?」と感じた方も多いのではないでしょうか。人気の高まりとともに、定価も値上がり傾向にあります。
この価格改定の背景には、主に以下の三つの理由があります。
日本のウイスキーが世界的に人気になっている
日本のウイスキーは今、世界中から熱い視線を浴びています。特に、ニッカウヰスキーの「余市」やサントリーの「山崎」などは、国際的な品評会で高い評価を受け、ジャパニーズウイスキーとしての地位を確立してます。欧米では、日本の職人技(クラフトマンシップ)に対する評価がとても高く、多少高くても「飲みたい」「手に入れたい」という人が増えています。この世界的な人気によって、生産量が限られている国産ウイスキーは、需要が供給を大きく上回る状態が続いています。
つまり、欲しい人が増えすぎて、数が足りない。この需給バランスの逼迫が、価格上昇の大きな原因の一つとなっています。
ウイスキーの原材料が高騰している
ウイスキー造りに欠かせない材料の価格が、世界的に上がっていることも値上げの大きな理由です。主な原料である大麦(モルト)は、気候変動などの影響で収穫量が不安定になり、国際市場での価格が高騰しています。特に、多くの原料を輸入に頼っている日本のウイスキー業界にとっては、円安が進むことも相まって、原材料のコストが大幅に増加しています。
さらに、ウイスキーを熟成させるために使う樽材についても同様の問題があります。高品質なアメリカンオークやヨーロピアンオークの価格が、世界的なウイスキー需要の増加によってどんどん高くなっています。
余市蒸溜所では、妥協のない品質を保つためにこだわりの樽を選ぶので、このコスト増も無視できない要因と言えます。
品質維持のための継続的な投資が必要
ニッカウヰスキーは、余市ウイスキーが持つ独自の味わいと高品質を守り続けるために、惜しみない投資を続けています。ウイスキーは、何年もかけて熟成させることで、あの豊かな風味や深みが生まれるものです。そのためには、適切な環境を保つための熟成庫の維持管理はもちろん、将来にわたって安定した供給と品質向上を実現するための生産設備の増強も必要不可欠なのです。
長期熟成を前提としたウイスキー造りには、長い時間と大きなコストがかかります。企業努力だけでこの増え続けるコストを吸収するのが難しくなったため、商品の安定供給と、これからも最高の品質を提供し続けるために、価格改定という形で投資の資金を確保している、という側面もあります。
余市ウイスキーを定価で買う方法は?
余市ウイスキーを試してみたいけれど、高額でなかなか手を出せない方も多いのではないでしょうか。人気が高い商品だからこそ、定価だったら飲んでみたいと思いますよね。
そんな方に、余市ウイスキーを定価で買うことができる方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。
ノンエイジ品なら定価で買える可能性がある
現在、余市ウイスキーのスタンダードボトルとして販売されているのは「シングルモルト余市」です。熟成年数表記がないノンエイジ品で通常リリースされているため、余市シリーズの中では最も購入しやすいと言えます。ショッピングモールなどでも定価で店頭に並んでいる可能性はありますが、人気商品であることから品薄状態が続き、売り切れになってしまうことも。購入できたお店をSNSで発信している方もいるので、情報収集をしてみるのもいいかもしれませんね。
ウイスキーの小売希望価格はあくまでメーカーの販売希望価格です。販売店は価格を高く設定することも可能なため、必ずしも定価で購入できるわけではありません。余市のように人気のある商品は、比較的定価以上で販売される傾向にあります。
もし定価で販売されている余市を見かけたら、ぜひ手に入れてみて下さい。
余市蒸溜所で買う
定価で購入という点に関してなら、余市蒸溜所に行く方法が最も有力でしょう。しかし、施設内にあるショップでも売り切れの場合があります。特に蒸溜所限定ボトルなどは、実際に販売がなく、目当ての商品が購入出来なかった、というケースも。しかし、余市蒸溜所では試飲付きの無料ガイドツアーや体験型の有料セミナーも行っています。余市をはじめとする様々なウイスキーやグッズ販売もあるため、観光場所としても人気があります。
余市蒸溜所は北海道にあるため、遠方の場合は簡単なことではありませんが、観光の際に立ち寄ってみるのもいいでしょう。
酒屋やデパートの抽選販売で買う
酒屋やデパートなどでは、人気ウイスキーの抽選販売を行うことがあります。不定期ではありますが、当選することができれば定価で購入できるチャンス。場合によっては誰でも参加できるわけではないこともあるため、しっかりとした情報収集が大切です。
酒屋やデパートなどの公式サイトでチェックしてみましょう。ウイスキー好きであれば、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
通販サイトで買う
大手通販サイトで余市を購入することは可能です。しかし、通販サイトでは定価購入は困難だと考えていいでしょう。先ほど説明した通り、ノンエイジ品であれば定価に近い価格で購入することが可能ですが、やはり熟成年数表記がある余市は、かなりのプレ値がついています。
定価で売っている店を探すことや、抽選会に参加したり余市蒸溜所まで行くことを手間だと考えるのであれば、通販サイトでの購入を視野に入れてもいいかもしれません。
現在も販売中の余市シリーズ
ジャパニーズウイスキーの代表格である「余市」は、終売品が多くてなかなか手に入りにくいイメージがあるかもしれません。しかしご安心ください。余市シリーズの中でも、「シングルモルト余市 ノンエイジ」は、現在もニッカウヰスキーから継続して販売されています。
そしてノンエイジは、余市の個性を気軽に楽しめる定番品でもあります。
まずはここから余市の魅力を体験してみるのもいいでしょう。
シングルモルト余市
現在通年販売されているスタンダードボトルです。
ピートが効いたノンエイジ品で、余市らしいフルーティな果実香を堪能できます。ノンエイジの良さともいえるしっかりとした味わいと、香りのバランスが絶妙です。
ジャパニーズウイスキーには珍しいピートが強い銘柄のため、スモーキーさが好みの方にはもちろん、挑戦したい方にも飲みやすい味に仕上がっています。まずはストレートで余市らしさを味わってほしいですが、ハイボールなどさまざまな飲み方と相性が良い銘柄です。
| 銘柄 | 値上げ前 | 値上げ後 | 参考買取価格 |
|---|---|---|---|
| シングルモルト余市 | ¥4,500 | ¥7,000 | ¥4,600 |
終売しておりプレミア価格がついている余市シリーズ
現在、継続して販売されているのは余市ノンエイジだけとなり、それ以外の余市シリーズはすべて終売となっています。そのため市場ではプレミア価格で取引されているものがほとんどです。
余市10年は終売後一度2022年に本数限定で販売されましたが、現在継続販売はされていません。
さらに一度終売したウイスキーが再販されることは非常にまれなので、終売したシリーズについては今後も価格は高騰していくと見込まれています。
ここでは、既に終売していてプレミア価格がついている余市シリーズについて5つご紹介します。
もしこれらのボトルをお持ちでしたらすごく価値の高いものとなっている可能性が高いでしょう。
シングルモルト余市10年
一度終売し、2022年に9,000本限定で再販された余市10年。
しかし、この限定販売以降、現在(2025年12月時点)まで定番品としての継続的な発売はありません。
現在市場での販売価格はプレミア価格となり高騰傾向にあり、入手が難しい状況となっています。
余市10年は、スタンダードボトルのスモーキーさや華やかな香りは残しつつも、熟成によって滑らかな味わいがプラスされています。
インパクトのあるピート感と甘さの調和が素晴らしく、完成度の高い銘柄といえるでしょう。
手に入れるのはなかなか困難な商品ですが、もしお手元にあれば、ぜひ一度この複雑で独特なバランスをストレートで味わってみて下さい。
| 銘柄 | 値上げ前 | 値上げ後 | 参考買取価格 |
|---|---|---|---|
| シングルモルト余市10年 | ¥8,000 | 終売 | ¥26,000 |
シングルモルト余市12年
余市10年よりさらに熟成を重ねた余市12年は現在終売してしまっていますが、フルーティな香りが増し、マイルドになる印象です。
しっかりとしたピート感や刺激は抑えられ、まろやかで飲みやすくなった中にも、北海道余市の風土を表すソルティさもほのかに感じられます。
余市の特徴である燻製の香ばしさや塩気がやわらかくなることで、ストレートやロックに挑戦しやすい銘柄と言えるでしょう。華やかな果実香を存分に感じ取ってみて下さい。
| 銘柄 | 値上げ前 | 値上げ後 | 参考買取価格 |
|---|---|---|---|
| シングルモルト余市12年 | ¥7,000 | 終売 | ¥32,000 |
シングルモルト余市15年
現在は終売しており、流通量も少なく希少性の高い余市15年。熟成を重ねた15年は、滑らかな口当たりと香りが際立ちます。
長期熟成らしい落ち着いた甘みと熟成した果実香。深くまろやかなコクが口の中に広がり、ゆっくりと味わいたい商品となっています。もちろん、余市らしいピートやソルティさも忘れられることなく、この複雑さが人気の理由とも言えるでしょう。
ストレートでじっくり味わうのがおすすめ。複雑な変化を楽しむのなら、トワイスアップやロックと比べてみるのもいいかもしれません。
| 銘柄 | 値上げ前 | 値上げ後 | 参考買取価格 |
|---|---|---|---|
| シングルモルト余市15年 | ¥8,500 | 終売 | ¥65,000 |
シングルモルト余市20年
余市ウイスキーの中で最も長期熟成の商品がこの余市20年。まさに完璧な仕上がりであり、再販を願う愛好家も非常に多い銘柄。角がとれたまろやかな口当たりと濃厚なコク。刺激感はさっぱりと、芳醇な香りは圧倒的な存在感を与えてくれます。上品で贅沢な深みとこの味わいは、ぜひ一度味わってみてほしいとおすすめできる完成度。
終売していることもあり希少性が高く入手困難な銘柄ですが、価値があるプレ値と言ってもいいでしょう。
まずはストレートで堪能して下さい。多少の加水による香りの変化もおすすめです。
| 銘柄 | 値上げ前 | 値上げ後 | 参考買取価格 |
|---|---|---|---|
| シングルモルト余市20年 | ¥20,000 | 終売 | ¥133,000 |
シングルモルト余市アロマティックイースト
2022年に国内10,000本限定で販売された余市アロマティックイースト。
発酵工程で使用する酵母の違いによって生み出されたこの香りには、りんごやバナナなどのフルーティーさがプラスされています。
ビターで甘い香りが心地よく、フレッシュな香りとともに楽しめるアロマティックイーストは、活性樽で30年以上貯蔵を重ねた希少な原酒を使用。ピートやモルト感を残しつつ果実味を表現するために、新樽やシェリー樽の樽香を抑えて仕上げられています。
限定品の個性をストレートで味わってみて下さい。数滴の加水でフルーツ香が一気に広がりますよ。
| 銘柄 | 値上げ前 | 値上げ後 | 参考買取価格 |
|---|---|---|---|
| シングルモルト余市 アロマティックイースト |
¥22,000 | 終売 | ¥10,000 |
シングルモルト余市 シェリー&スイート
余市蒸溜所で限定販売されている余市シェリー&スイート。
シェリー樽による熟成が特徴で、色はラベルのような濃い目の赤褐色。やや個性的な味わいですが、シェリー樽由来のベリー系のフルーティ感をダイレクトに味わえます。
限定品ならではの面白さが詰まった、シェリー樽好きに試してもらいたい一本といえるでしょう。ストレートがおすすめ。意外とハイボールにも合いますよ。
蒸溜所限定ボトルは、青のラベルのピーティ&ソルティ、黄色のラベルのウッディ&バニラもあります。3種類並べたくなる色合いもお土産として人気な理由のひとつかもしれません。
| 銘柄 | 値上げ前 | 値上げ後 | 参考買取価格 |
|---|---|---|---|
| シングルモルト余市 シェリー&スイート |
¥8,500 | 終売 | ¥30,000 |
今後も価格高騰が見込まれる余市シリーズの特徴
「余市」と名の付くウイスキーなら何でも高価買取になるわけではありません。
ここでは、数ある余市シリーズの中でも、特に価格が落ちにくく、今後も価格高騰が見込まれる4つのシリーズの特徴をご紹介します。
特徴①オールドボトル
余市ウイスキーの中でも、ラベルやボトルデザインが現行品と異なる、古い時代のボトルを「オールドボトル」と呼びます。これは、今よりもウイスキーの製造技術や原材料が異なる時代に作られたもので、現在の余市とはまた違った味わいを持っていることが魅力です。
そのため、当時の味を知りたい熱心なファンやコレクターからの需要が非常に高く、希少価値から高値で取引される傾向にあります。
特に、ボトルの状態が良く、未開封で保管されているものは、驚くような価格になることがあります。
特徴②終売品
「終売品」とは、メーカーであるニッカウヰスキーが、すでに生産・販売を終了してしまったボトルのことです。例えば、かつて販売されていた「余市 10年」「余市 12年」や「余市 15年」「余市 20年」といった年数表記のあるシリーズや、「シングルカスク」などの限定品がこれにあたります。
これらは市場に出回っている在庫がすべてなので、今後ボトルが減る一方となり、その希少性から価格がどんどん上昇していく傾向にあります。
再販の可能性がほぼないため、コレクターからの人気は絶大です。
特徴③長期熟成シリーズ
「長期熟成シリーズ」は、ウイスキーを長い期間(例えば18年、20年など)樽の中で寝かせたものを指します。熟成期間が長くなるほど、樽の成分がウイスキーに溶け出し、色味や香りが複雑で深みを増します。
しかし、熟成中に蒸発する分(天使の分け前)も増えるため、長期熟成させるほど製品として取り出せる量が少なくなり、生産数自体が少なくなります。
さらに「余市 20年」などは、もともとの流通量が少ない上に終売となっており、その希少性から非常に高いプレミア価格で取引されています。
特徴④蒸溜所限定・原酒ボトル
「蒸溜所限定」のボトルは、余市蒸溜所内の売店や特定の場所でしか手に入らない、非常に流通量が限られたウイスキーです。また、「原酒(げんしゅ)ボトル」は、ブレンド前の個性豊かなモルト原酒をそのまま瓶詰めしたもので、その蒸溜所でしか手に入らない特別な体験を提供してくれます。
これらは、遠方の人には入手が困難であることや、ボトルごとの個性が強いことから、コレクターの間で人気が高いです。
特に、特定の年の蒸溜や、特定の樽で熟成された原酒ボトルは、そのユニークさから高値がつくことが多いのです。
余市ウイスキーの買取実績
ファイブニーズでは、余市ウイスキーの買取実績が多数ございます。ラインナップが豊富で希少性が高い余市は、高額査定の期待ができる銘柄。終売が決定された直後から市場では価格の高騰が続いており、買取のご依頼も多いです。
少しでも高く売りたい方は、ボトルの状態や付属品をご確認下さい。付属品がなくても買取は可能ですが、価格は大きく変わってきます。
相場は日々変動していますので、実績を参考にぜひ一度お問い合わせ下さい。
| 買取日 | 買取商品 | 買取価格 |
|---|---|---|
| 2025年07月25日 | ニッカ 余市 12年 シングルモルト 700ml | ¥27,000 |
| 2025年05月26日 | ニッカ 余市蒸溜所 限定ブレンテッドウイスキー 500ml | ¥2,500 |
| 2025年05月02日 | ニッカ 余市蒸溜所限定 シングルモルト ピーティー&ソルティ 500ml | ¥6,500 |
| 2025年05月07日 | ニッカ 余市 12年 シングルモルト シェリー&スイート 180ml | ¥3,000 |
| 2025年03月21日 | ニッカ 余市 NV シングルモルト 700ml | ¥4,500 |
▼余市ウイスキーの買取:余市ウイスキーを高価買取できるのはお酒買取専門店ファイブニーズ
まとめ
今回は、北海道にある余市蒸溜所で製造されている余市ウイスキーについてご紹介しました。種類も豊富で多くの人に愛される余市は、現在も定価での購入が難しい銘柄です。しかし、一度口に含めば、このプレ値の価値がわかるのではないでしょうか。
まずはスタンダードボトルで余市らしさを体感するのもいいですね。飲み比べをしてみたい方は余市蒸溜所のテイスティングツアーに参加してみましょう。
また、飲まない余市がお手元にある場合は、買取に出すことも検討してみて下さい。