こんにちは!
今回の豆知識のテーマは、
『ジャックダニエルの豆知識』です。
アメリカ最古の蒸溜所であり、アメリカの象徴的なお酒といえば
「ジャックダニエル」。
ウイスキーファンでなくとも知っている有名ウイスキーブランドです。
映画『ストレンジャーインパラダイス』で、故郷ハンガリーからアメリカに夢をたくしてやってきた主人公が、ジャックダニエルを大切に飲むシーンは、自分がアメリカ人になったんだという気持ちを表しているとのこと。
今回はそんな
ジャックダニエルの面白い豆知識を語っていきたいと思います!
ジャックダニエルとは?
ジャックダニエルを語る上で忘れてならないのが
オールドNo,7。
1904年、ミズリー州セントルイスで開催された万国博覧会で、世界各国のウイスキーの中で
金賞を獲得し、ジャックダニエルの名を世界に轟かせました。
オールドNO.7の逸話は多数ありますが、一説によると、ジャックダニエルのレシピは、創業者ジャック・ダニエル氏の、
7番目の試作品だったそうです。
8番目を作っていたのかたまたま時間切れだったのか、真実を知っているのはジャック本人だけですが、でもこれが本当だとしたら、ジャックの8番目のレシピがNO.7を上回っていたとは限りません。
また、彼はとても魅力的で
プレイボーイだったとして知られており、一度も結婚しなかったそうです。
オールドNo,7の7という数字は、
恋人の数だったとも言われています。
どちらが本当なのでしょうか…
真実を知るのはジャックだけです。
世界一売れているお酒は禁酒郡のもの
ジャックダニエル社の本社があるムーア郡は、
禁酒郡(ドライ・カウンティ、dry county)のひとつで、1909年の禁酒法施行以来
郡内での酒類の販売が禁止されています。
ただし、禁酒法廃止後に成立した特例テネシー州法によって、ジャックダニエルの蒸溜所では観光客向けの
少量販売が認められています。
蒸溜所では、ウイスキーが 1本売れるごとにムーア郡に$3.50を
寄付をしています。
ちなみに、なぜ禁酒法が撤廃されないかと言うと、今までも何度も禁酒法廃止の提案が議会に出されるのだが、その度に
『飲酒によるトラブルや犯罪が増える』『青少年がアルコールの害を受けることが増える』などの理由で、否決されるのだそうです。
「アメリカは自由の国」と言われることが多いですが、お酒に関しては厳しいのですね。
ジャックダニエル愛飲者
ロック・ミュージシャンにジャックダニエル愛飲者が多いのです。
ガンズ・アンド・ローゼスのスラッシュは一時期、ボトルを常に持ち歩くほどのヘビー・ドランカーであり、
モーターヘッドのレミー・キルミスターは『コーラのジャックダニエル割り』を愛飲していると言われていました。
また、
元ヴァン・ヘイレンのマイケル・アンソニーは、ボディにジャックダニエルのラベルを描いたエレクトリックベースをライヴでよく使用していました。
日本人ですと、
高見沢俊彦もボトルを模したギターをESPに特注しています。
一方、
桜井賢はレミー・マルタン柄のベースを所有しているそうです。
2009年にはサントリーのキャンペーンで、ラベルを描いたギター(ESP製)がプレゼントされるというものがありました。
ただしセミアコタイプで、高見沢のものとは別物です。
ジャックの死
ジャックは、リンチバークの街の墓地に埋葬されています。
彼のなくなった年齢は、新聞によって61歳とも65歳とも伝えられています。
ある日ジャックは開かない金庫にイライラして、その金庫を思いっきり蹴飛ばしました。
この時傷めたつま先が感染して、敗血症を引き起こし、1911年に彼は帰らぬ人となったのです。
アメリカで、世界で愛されているジャックダニエル。
創業者のジャックに、感謝の気持ちとお茶目な逸話を思い浮かべて、また飲んでみようと思います。