クラウンローヤルは日本で終売した?理由や購入方法を解説
カナディアンウイスキーの代名詞ともいえる「クラウンローヤル」。
王冠をモチーフにした気品漂うボトルデザインは、バーの棚や酒屋で見かけて印象に残っている方も多いのではないでしょうか。しかし、最近では以前よりも店頭で見かける機会が減り、「もしかして日本で販売終了したの?」という声も聞かれます。
今回は、そんなクラウンローヤルの特徴や多彩なラインナップ、そして現在の日本国内での流通状況について詳しく解説していきます。
クラウンローヤルとはどんなお酒?
クラウンローヤルは、1939年にイギリス国王ジョージ6世がカナダを訪問した際、献上酒として誕生したプレミアムなウイスキーです。その名の通り「王室(ロイヤル)」への敬意が込められており、高貴な香りとスムーズな口当たりが最大の特徴です。
味わいは、バニラやキャラメルのような甘い香りと、ライ麦由来のほのかなスパイシーさが絶妙に調和しています。カナディアンウイスキーらしい軽やかさがありつつも、しっかりとしたコクを感じられるのが魅力。アルコールの刺激が強すぎないため、ストレートはもちろん、ハイボールにしても上品な甘さが引き立ち、男女問わず幅広く愛されています。
また、見た目の美しさも語る上で欠かせません。宝石のようなカットが施された透明なボトルは、かつての献上酒としての品格を今に伝えています。クラウンローヤルといえば、ボトルが「紫色のベルベット袋」に包まれていることでも有名で、その細部にまでこだわった佇まいは、まさに「カナダの至宝」と呼ぶにふさわしい逸品。
自分へのご褒美にはもちろん、特別な日のギフトとしても選ばれ続けてきた歴史があります。
クラウンローヤルの種類・おすすめシリーズ7選
クラウンローヤルには、スタンダードなものから贅沢な長期熟成、フレーバー付きまで個性豊かなラインナップがあります。
特におすすめの7つのシリーズを詳しく見ていきましょう。
・クラウンローヤル
全ての基本となるのがこのスタンダードなボトルです。数多くの原酒をブレンドすることで生まれる、まろやかでフルーティーな香りが特徴。非常にバランスが良く、初めてクラウンローヤルを飲むならまずはこれからと言えます。飲み方は選ばず、どんなシーンにも寄り添ってくれる万能なウイスキーです。
・クラウンローヤル XO
「XO」の名前を冠するこのモデルは、コニャックを熟成させていた樽で仕上げ(フィニッシュ)を行っているのが最大の特徴です。通常のクラウンローヤルに比べ、ドライフルーツのような濃厚な甘みと、奥深いリッチな風味が加わっています。デザートのようにゆっくりと味わいたい、贅沢なひとときを演出してくれる一本です。
・クラウンローヤル ノーザンハーベストライ
ライ麦を贅沢に使用したこの一本は、ウイスキー専門誌で世界一に選ばれたこともある実力派です。ライ麦特有のピリッとしたスパイシーさと、バニラの甘い香りが複雑に絡み合います。力強い味わいながらも、クラウンローヤルらしい滑らかさは健在で、通をも唸らせる完成度の高さが自慢です。
・クラウンローヤル スペシャルリザーブ
厳選された長期熟成原酒のみを使用して造られた、非常に希少なボトルです。通常よりも重厚感があり、木の香りとスパイスの風味がより深く感じられます。ベルベットのような舌触りは、まさにスペシャルな名にふさわしい仕上がり。落ち着いた夜に、じっくりと時間をかけて香りの変化を楽しみたい時に最適です。
・クラウンローヤル メープルフィニッシュド
カナダの象徴でもあるメープルの香りを纏わせた、個性派のウイスキーです。トーストしたオーク樽とメープルの甘い香りが溶け合い、パンケーキを思わせるような芳醇な甘みが口いっぱいに広がります。ウイスキー特有の苦味が苦手な方でも飲みやすく、食後のリキュール感覚で楽しめるユニークな一品です。
・クラウンローヤル リーガルアップル
青りんごのフレッシュな香りとウイスキーが見事に融合した、フレーバーウイスキーです。クラウンローヤルの滑らかさに、シャキッとしたりんごの酸味と甘みが加わり、驚くほど飲みやすく仕上がっています。冷やしてショットで飲んだり、炭酸水で割ってカクテル感覚で楽しんだりと、カジュアルな場面で活躍します。
・クラウンローヤル ブラック
より力強く、深みのある味わいを追求したのがこの「ブラック」です。チャー(加熱処理)を強めに施したオーク樽で熟成させることで、焦がしたキャラメルのような香ばしさと、濃厚なボディを実現しています。アルコール度数も少し高めに設定されており、ガツンとした飲み応えを求めるウイスキーファンに人気です。
クラウンローヤルはなぜ日本で終売した?理由は?
かつてクラウンローヤルは、キリンビールが正規代理店として日本国内で販売していましたが、2021年頃に出荷が停止されました。現在も正規輸入の再開時期は公表されておらず、日本のファンにとっては寂しい状況が続いています。
終売の背景として考えられる要因の一つが、新型コロナウイルス感染症の影響による世界的な供給体制の混乱です。2020年以降、自宅でお酒を楽しむ「家飲み需要」が世界的に増加しました。
特にクラウンローヤル最大の市場である米国では需要が大きく伸び、生産量が需要に追いつかない状況が続いたとされています。こうした状況の中で、メーカー側は限られた供給量を主要市場である米国向けに優先的に回す必要が生じ、日本を含む一部の国では安定した供給が難しくなった可能性があります。
その結果、日本での正規販売が継続できなくなったと考えられます。
また、ウイスキー全般に共通する問題として、長期熟成を必要とする「原酒不足」も挙げられます。ウイスキーは短期間で生産量を増やすことができないため、一度需給バランスが崩れると回復までに長い年月を要します。
この構造的な問題も、日本での販売再開が進まない背景の一つと見られます。なお、クラウンローヤルの親会社であるディアジオから、日本市場撤退についての公式な理由が詳しく発表されたわけではありません。
そのため、現在のところ終売の理由は「世界的な需要増加による供給不足」や「輸入体制の維持が困難になったこと」など、複数の要因が重なった結果であると考えるのが妥当でしょう。
日本で終売となったクラウンローヤルを購入する方法
現在、日本の一般的な酒屋さんの棚でクラウンローヤルを見つけるのは難しくなっていますが、完全に諦める必要はありません。
現在でも購入できる主な2つの方法を紹介します。
①並行輸入品を購入する
現在、最も一般的な入手方法は「並行輸入品」を探すことです。これは、日本の代理店を通さず、海外の酒屋などから直接業者が買い付けて輸入したものです。ネット通販サイトでは、今でも多くの並行輸入品が流通しています。メリットは、日本で出荷停止になった後でも比較的安定して購入できる点です。また、海外限定の珍しいシリーズが見つかることもあります。
デメリットとしては、正規価格とは異なるため、時期や在庫状況によって価格が変動しやすいことが挙げられます。並行輸入品はラベルが英語表記である場合が多いですが、中身のお酒自体は同じものなので、安心して楽しむことができます。
②古酒市場に流通している正規品を購入する
かつて国内代理店が輸入していた「日本正規品」の在庫を、古酒を取り扱うショップやフリマアプリなどで探す方法です。メリットは、日本語のラベルが貼られた当時のままのボトルを手に取れる事が出来る安心感です。特に、終売前に自宅の冷暗所で眠っていたような「未開封品」が市場に出ることがあり、当時の雰囲気をそのまま味わうことができます。ただし、保存状態によって品質に差が出やすいのがデメリットです。
また、希少価値がついている場合は、当時の定価よりも高値で取引されることも珍しくありません。昔ながらの日本流通品にこだわりたい方に向いている探し方といえるでしょう。
クラウンローヤルの買取実績
自宅の戸棚に、昔もらったクラウンローヤルが眠っていませんか?現在、日本では正規販売が停止しているため、実はクラウンローヤルの価値が見直されています。未開封であれば、当時の購入価格を上回る査定が出ることも少なくありません。
当社ファイブニーズでも現在、クラウンローヤルの買取を強化中です。スタンダードなものから、長期熟成のスペシャルリザーブ、XOなどの上位モデルまで、一本ずつ丁寧に査定いたします。特に、購入時の箱や付属品が揃っているもの、ボトルの状態がきれいなものは、さらに査定額アップのチャンスです。
どれくらいの価値があるのか、まずは気軽に見積もり依頼をしてみませんか?
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まとめ
クラウンローヤルは、その美しいボトルと王室に捧げられた気品ある味わいで、今もなお多くのファンを魅了しています。2021年の出荷停止以降、日本での入手は以前より難しくなりましたが、並行輸入品や古酒市場を通じてその味を楽しむことは可能です。
もし手元に飲まないボトルがあるなら、それは誰かが探している貴重な一本かもしれません。この機会に、改めてクラウンローヤルの価値を確認してみてはいかがでしょうか。