ドンペリ(ドン・ペリニヨン)の定価は?種類別の値段と高い理由を解説!

いわずと知れた高級シャンパン「ドン・ペリニヨン(通称ドンペリ)」。
世界的に有名なシャンパンですが、特に日本での知名度は他のシャンパンと比べて群を抜いています。普段シャンパンを飲む機会がなくとも、多くの方が一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
ホストクラブなどで頂上から注がれる「シャンパンタワー」としても有名な高級シャンパンの代表、「ドンペリ」。その始まりはどのようなものだったのかご存知ですか?
今回は、魅惑のベールに包まれたお酒「ドンペリ」についてご紹介していきましょう。
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ドンペリ(ドン・ペリニヨン)とはどんなシャンパン?

ドンペリとは、フランスの有名シャンパン製造会社「モエ・エ・シャンドン(Moët et Chandon)」で造られている最高級のシャンパンのこと。
この「ドン・ペリニヨン」という名は、シャンパンを発明したとされるベネディクト会の修道士「ドン・ピエール・ペリニヨン」にちなんで名付けられたそうです。
元々彼が熱中したことは、ワインの二次発酵をとめること。つまり泡立たせなくすることだったのです。 ワインが二次発酵しないための試行錯誤を繰り返し、毎年良質な同じタイプのワインをつくれるように研究を重ねていきました。
その甲斐あって、当時は1年ほどしか保存できなかったものが5〜10年までもたせることができるようになります。
彼が造るシャンパーニュはフランス一の有名な白ワインになりましたが、まだ10分の1位の確立で発泡性のワインが出来てしまっていたそうです。この「発泡性」の白ワインこそがシャンパンの起源(※諸説あり)とも言われており、貴族たちの間で大流行することになるのです。
当時の高級な白ワインは生産性が低く収穫量が少なかったため、発泡性となればさらに貴重な品。 希少品を好むセレブの間で流行し、瞬く間に広がっていっていきました。
ドン・ペリニヨンがシャンパンを開発した訳ではないのですが、彼の功績が現在のシャンパーニュの元となったと言っても過言ではありません。
その功績を称えて、モエ・エ・シャンドン社の最高級品を「ドン・ペリニヨン」と名づけたのです。
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なぜドンペリが日本で人気になった?
日本で人気となったきっかけは、高級クラブなど夜のお店の戦略、メディアを含めたプロモーションが上手かったことが挙げられます。日本の高級クラブなどのナイトマーケットで飲むお酒は、ブランデーが主流でした。しかし、アルコール度数が高く、飲み切るのに時間がかかるブランデーは、なかなか売上に繋がらなかったのです。
そこで、一度開けたら飲み切らなくてはならない炭酸のシャンパンを売りにしよう! と戦略を変えたこの商機に、モエ・エ・シャンドン社が乗り込み、夜のお店の人気商品となりました。
その他にも、優勝者を祝うシャンパン・ファイトや、映画やドラマなどのメディアでドンペリが使われることが増え、日本でもお祝いのお酒として流行していったのです。
こういった理由から、ドンペリは今でも根強い人気で日本の人々から愛されています。
ドンペリの種類と定価は?
ドンペリの価格相場は年代が古くなるほど高くなる傾向にあり、定価は正規品であっても価格にはバラつきがあるため、あくまで目安となります。ここからは、ドン・ペリニヨンの主なラインナップとそれぞれの価格相場についてご紹介しましょう。
1.ドン・ペリニヨン P3
ドンペリの中でも希少性が高いP3。P3とは「プレニチュード3」を意味し、飲み頃となる3度目の熟成を迎えた品となります。一度は飲んでみたい、というレベルの高級品ですね。全てのドンペリ ヴィンテージがP2、P3を迎えられるわけではなく、そのポテンシャルをもったものだけが出荷されるため、非常に出回ることが少ない代物。レストランなどでもなかなか出会えません。
その味わいは「驚く美味しさ」とも称され、熟成約25〜30年ほどの深みを感じられます。力強さと爽やかさどちらも持ち合わせており、余韻の長さも魅力的。特別な日にぴったりな、まさに贅沢の極みといえるでしょう。
市場価格は100万円を超え、年代が古くなるほど高額になっていきます。ロゼのP3も存在しますが、取り扱っている飲食店も非常に少ない希少品です。
商品名 | 小売希望価格 | 市場価格 |
---|---|---|
ドン・ペリニヨン P3 750ml | ー | 平均1,000,000円~ |
2.ドン・ペリニヨン P2

P3と同様、「プレニチュード2」を意味し、2度目の飲み頃を迎えたもの。こちらも高級品であり、12〜15年以上の熟成を経たシャンパーニュです。
果実感と香りの高さが圧倒的な品質を証明しています。心地よい口当たりと華やかで優雅な味わいは、多くの人を魅了する完成度と言えるでしょう。高級感のある黒いボトルも魅力的です。
箱付きでないものであれば、5万円ほどから販売されていることもあるようですが、シャンパンを含むお酒の市場価格は日々変動します。時期によって相場を確認するのを忘れないようにしましょう。
レストランなどの飲食店では、市場価格以上の価格が一般的。人気かつ希少性の高いP2以上のランクになってくると、取り扱いしているお店も少なくなります。P3と比べるとかなり値段は落ちるので、ご褒美やお祝いの選択肢に入れてみてもいいでしょう。
商品名 | 小売希望価格 | 市場価格 |
---|---|---|
ドン・ペリニヨン P2 750ml | 約53,000円 | 約60,000円~ |
3.ドン・ペリニヨン ヴィンテージ(ドンペリ白)

作柄の良いブドウのみを使用し、7年程の熟成期間を経て造られています。 一般的にドンペリを指すのはこの商品ですね。 一部の高級スーパーや酒屋さんなどでも手に入れることが出来ます。
見た目は、透明に程近い黄金色が特徴。味わいは辛口で、みずみずしさと熟成感を味わえます。価格も比較的リーズナブルなので、シャンパン初心者にもオススメです。お祝いや贈り物などにもよく使われますね。
箱があるかないかで変わるものの、販売価格は平均2〜3万円前後。古くなるほど高くなる傾向にあります。
商品名 | 小売希望価格 | 市場価格 |
---|---|---|
ドン・ペリニヨン・ヴィンテージ 750ml | 約24,200円 | 平均25,000〜40,000円前後 |
4.ドン・ペリニヨン ロゼ(ドンペリピンク)

鮮やかなピンク色が特徴の「ドン・ペリニヨン ロゼ」。 俗に「ピンドン」という愛称で親しまれています。
口当たりが軽く、飲みやすいので、特に女性にオススメできる品です。
生産性の少なさもあり白に比べて価格は高価!高級クラブでよく使われるなど、長く愛されている商品となっています。
こちらも付属品などで変わりますが、販売価格は平均4〜5万円前後です。こちらも古くなるほど高くなる傾向にあり、かなり高額になります。
商品名 | 小売希望価格 | 市場価格 |
---|---|---|
ドン・ペリニヨン ロゼ 750ml | 約41,000円 | 平均40,000〜50,000円前後 |
5.ドン・ペリニヨン エノテーク(ドンペリブラック)

通常のドンペリより、さらに熟成期間(15年程)を経て造られた商品。 俗に「ドンペリ 黒」とも呼ばれていますが、セラーで二段階成熟させる製法が特徴で、とても貴重なドンペリとして有名です。
また、1976年以前につくられたものは”エノテーク プラチナ”と呼ばれ、非常に高値で取引されています。
現在は公式で販売されていません。販売価格は平均15〜20万前後。古い年代のものほど高額になっていきます。
商品名 | 小売希望価格 | 市場価格 |
---|---|---|
ドン・ペリニヨン エノテーク 750ml | - | 平均150,000〜200,000円前後 |
6.ドン・ペリニヨン レゼルヴ・ド・ラベイ(ドンペリ・ゴールド)

通常の熟成期間は7年ほどですが、この「ドンペリ ゴールド」(正式名はドン・ペリニヨン レゼルヴ・ド・ラベイ)は20年熟成!
ドンペリの最高級品として知られ、とても希少性が高いです。レストランやワインバーなどでもあまり置かれていないので、見かけた時は一度味わってみてはいかがでしょうか?
販売価格は平均20万円代〜。年代によっては価格が50万円を超えるものも。
商品名 | 小売希望価格 | 市場価格 |
---|---|---|
ドン・ペリニヨン レゼルヴ・ド・ラベイ 750ml | - | 200,000円以上 |
7.ドン・ペリニヨン ルミナス

ボトルの底に電池が取り付けられていて、ボタンを押すとエチケットが光るのが特徴。部屋を暗くすればネオンカラーが際立って素敵な空間を演出できるため、クリスマスシーズンにはピッタリですね!
販売価格は白で平均3万円前後、ロゼは平均5万円代〜です。
商品名 | 小売希望価格 | 市場価格 |
---|---|---|
ドン・ペリニヨン ルミナス 750ml | - | 30,000円前後 |
ドン・ペリニヨン ルミナス ロゼ 750ml | - | 50,000円前後 |
ドンペリの値段はなぜ高いの?

高級シャンパンとしてトップに君臨するドンペリの値段は、なぜ高いのでしょうか。
その理由を見ていきましょう。
品質の良いブドウが収穫された年にしか作らない
ドンペリは、シャンパンの中でも「ヴィンテージシャンパン」というグレードに分類されます。ヴィンテージとは、品質の良いブドウが収穫された年にのみ製造され、ボトルのラベルに収穫年が記載されているシャンパンのこと。
ブドウの品質は天候によって大きく左右されてしまうため、もちろん出来が良くない年もあり、その年は製造すらされません。つまり、何年も製造されない可能性もあるわけです。
世界的に人気のあるドンペリは、この需要に対して生産が追いつかないという希少性の高さが高額になるひとつの理由です。
製造方法にかなり手間がかかる
シャンパンは、独自のシャンパーニュ製法という製造方法で生産されていることをご存じでしょうか。シャンパンと名乗るためには、その他のスパークリングワインとは違う特有の製法や、厳格に定められた規則をクリアしなければなりません。徹底的な品質管理をするためには、設備や場所だけでなく人件費を含む膨大なコストがかかります。
それだけでも手間がかかる工程でありながら、ドンペリはさらに長期熟成を行っています。
ドンペリの中で最もリーズナブルな種類でも最低7年の熟成がされており、ランクが上がるにつれて熟成期間もどんどん長くなります。
例としては、2015年に収穫されたブドウのみで造られ、長い熟成期間を経た「ドン・ペリニヨン ヴィンテージ 2015」が2024年10月ついに発売を開始しました。このような期間の長さと維持費が価格に反映されている、というわけです。
ブランド力や知名度が高い
国内外問わず世界的人気を誇るドンペリは、この圧倒的なブランド力と知名度により、需要がとどまることを知りません。高級シャンパンの代名詞と言っても過言ではありませんね。ちなみに、モエ・エ・シャンドン社が製造する一般的なシャンパンよりもランクが高いシャンパンであることをアピールするため、別会社が造った製品であるかのような特別感を演出しています。高級路線を突き進むため、ひとつの独立したブランドであるかのように分離し、この知名度を確かなものにしたのです。
ドンペリを入手するならどこがおすすめ?

ドンペリを購入するのであれば、通販サイトがおすすめ。基本的には定価と言われる価格帯で購入することは難しく、最安値などを追いかけられるオンラインショップが簡単な方法と言えるでしょう。
アウトレット品や並行輸入品もあふれるオンラインサイトで気を付けなければならないのは販売元の信頼性。平均した市場価格よりも安い場合は特に注意が必要です。品質を自分の目で確認できない分、口コミや販売元の情報を調べてから購入するようにしましょう。
また、オンラインショップでは高額商品であれば送料が無料になることも多く、ポイントが貯まっているのであれば使用も可。箱付きかどうか、商品の状態でも価格は大きく変わってきます。
ドンペリはブドウの質がよい年にのみ販売され、その年代が古くなるとどんどん価格が上がっていく商品。そのため、リリース直後の方が流通量も多く安く手に入る傾向にあります。
シャンパンくじの目玉商品としてドンペリが用意されている場合もあるので、運試しとしてチャレンジしてみてもいいかもしれません。
どの方法で購入するにしても、失敗しないためにしっかり調べることが重要です。自分にとって一番良い購入方法を探してみましょう。
偽物と正規品の見分け方
近年は、フリマサイトの普及もあり、偽物が出回るリスクも高まっています。購入する側もその認識と注意力を高めることが必要になります。中でもドンペリは人気の高い商品であり、偽物の流通も増えているのが現状です。特にフリマサイトは個人のやり取り。状態がいい本物を通常より安く購入できる場合もありますが、安いからと言って安易に購入せず、トラブルを避けるためにも見極めることを怠らないようにしましょう。
偽物か本物かを見極めるポイントをいくつかご紹介します。少しでも違和感がある場合は、購入を避けましょう。
- ボトルの形状が均一がどうか
- 年号や「DOM PÉRIGNON」の刻印がしっかりあるかどうか
- 良質なシャルドネが出来上がったときにしか生産しない
- ラベルの文字が鮮明かどうか
- ラベルや文字の位置がずれていないかどうか
ドンペリは買取がおすすめ
ドンペリは不動の人気を誇る、圧倒的存在感があるシャンパンです。買取価格が高いことでも知られており、保存状態や付属品によっては高額査定の対象にもなります。未開封の飲まないドンペリがお手元にあるならば、買取に出すことも検討してみて下さい。
お酒の買取専門店であるファイブニーズでは、お客様に合わせた3つの買取方法からお選び頂き、専門スタッフが丁寧に査定致します。ご相談も無料、査定に関してもキャンセル料は一切頂くことはございません。安心の無料お試し査定をぜひご利用下さい。
買取に関するご質問だけでも、お気軽なお問い合わせをお待ちしております。
ドンペリを高く売るコツは?
ドンペリの買取を考えているのであれば、高く売るためのポイントを抑えましょう。- 適切な保管をする
- 箱などの付属品を揃えておく
- 傷などがない、新品に近い状態にしておく
- 買取実績のある業者で査定してもらう
特にシャンパンは常温保存を避け、10℃から15℃の低温で振動しない場所に置いておくことが重要です。冷蔵庫で長期保存する場合は新聞紙などで巻き、低すぎない温度の野菜室がいいでしょう。
また、購入時の状態に近ければ近いほど査定額はアップします。箱などの付属品は必ずとっておきましょう。ラベルに傷がないことはもちろん、ホコリを拭き取っておくことも大きなポイントです。
お酒の価値は自分で判断せず、買取実績が豊富な専門店で査定してもらうことも高く売るためのコツです。
ファイブニーズのドンペリ買取実績
ファイブニーズでは、ドンペリの買取実績が多数ございます。少しでも高く売りたい方は、ボトルの状態をご確認下さい。保存状態が悪いと中身の劣化につながり、価格が大幅に落ちてしまいます。
また、付属品がなくても買取は可能ですが、付属品があるだけでも価格は大きく変わってきます。お手元にある未開封のドンペリの価値を詳しく知りたいのであれば、査定依頼をしてみましょう。
相場は日々変動していますので、実績を参考にぜひ一度お問い合わせ下さい。
買取日 | 買取商品 | 買取価格 |
---|---|---|
2025年1月25日 | ドン・ペリニヨン レゼルヴ・ ド・ ラベイ 1996 750ml | ¥75,000 |
2025年1月24日 | ドン・ペリニヨン P2 2004 750ml | ¥30,000 |
2024年12月22日 | ドン・ペリニヨン P2 2004 750ml | ¥34,000 |
2024年12月20日 | ドン・ペリニヨン ブリュット 2015 750ml | ¥16,000 |
2024年10月26日 | ドン・ペリニヨン ブリュット 2013 750ml | ¥16,000 |
▼ドン・ペリニヨンの買取:ドン・ペリニヨンの高価買取なら お酒買取専門店ファイブニーズ
まとめ
今回は世界中から愛される「ドン・ペリニヨン」についてご紹介しました。高級シャンパンの代表とも言えるドンペリは、さまざまなシーンと相性が良く生活に彩りを与えてくれます。手が届かない高額な商品もありますが、ドンペリヴィンテージは流通量も多く、比較的手に入れやすい価格でゲットできます。
「ドンペリ」と聞いただけで高級さに構えてしまいそうですが、この記事をご覧になってドンペリをもっと身近に感じて頂けたらと思います。
大切な日に、少し贅沢して”ドンペリ”で乾杯してみてはいかがでしょうか。