グレンフィディック12年の定価は?値上げ前後の価格や安く入手する方法も解説!

スコッチウイスキーを代表する「グレンフィディック12年」。マイルドでフルーティーな香りとすっきりとした甘さが魅力で、ウイスキー初心者から愛好家まで幅広く親しまれています。
公式の定価は上昇傾向にあるものの実際の販売価格は、定価より安く販売する店舗を見つけることも容易で、「お得に買えるウイスキー」としても注目されています。
本記事では、グレンフィディック12年の定価・実売価格・味わい・類似銘柄・おすすめの飲み方まで、初心者にも分かりやすく解説します。
「グレンフィディック 12年 スペシャルリザーブ」の定価は?

グレンフィディック12年は、世界的に人気の高いシングルモルトウイスキーです。2025年1月に価格改定が行われ、定価は5,060円から5,930円へと値上げされました。
現在の販売価格は店舗やオンラインショップによって異なりますが、大手通販サイトなどでは6,000円前後で取り扱われることが多く、引き続き入手しやすい1本といえます。
近年は原材料費や輸送コストの上昇に伴い価格も上昇傾向にありますが、それでも高品質なシングルモルトとしてはコストパフォーマンスの良いウイスキーです。購入の際は複数の販売ルートを比較して検討すると良いでしょう。
商品名 | 改定前(税抜き) | 改定後(税込み) | 市場価格 |
---|---|---|---|
グレンフィディック 12年 | 5,060円 | 5,930円 | 約5,000円~ |
グレンフィディック 15年 | 9,360円 | 9,900円 | 約8,000円~ |
グレンフィディック 18年 | 15,400円 | 16,810円 | 約13,000円~ |
グレンフィディック 21年 | 36,300円 | 43,150円 | 約30,000円~ |
グレンフィディック12年が人気な理由

グレンフィディック12年が世界中で愛される理由は、主に以下の三つの要素が挙げられます。
初心者でも親しみやすい味わい、伝統的な製法への徹底したこだわり、そして世界的に高い評価を受けていることです。これらの特徴が組み合わさることで、シングルモルトウイスキー入門の定番として、多くの人に選ばれ続けています。
初心者でも飲みやすくクセのない味わい
スペイサイド地方を象徴する華やかで上品な甘みと、洋ナシや青リンゴを思わせるフルーティーな香りが特徴です。グレンフィディック12年の最大の魅力は、そのバランスの良さにあります。フルーティーさの中に蜂蜜やバニラの柔らかな甘みが加わり、なめらかな飲み口で心地よく喉を通っていきます。さらに、モルトのみを使用することで雑味のない上質で奥深い味わいに仕上がっています。
シングルモルトは個性が強いといわれることが多いですが、グレンフィディック12年はクセが少なく、ウイスキーに不慣れな方でも楽しみやすいのが魅力です。この親しみやすさこそが、ウイスキー初心者から愛好家まで幅広い層に支持され続ける理由といえるでしょう。
商品名 | グレンフィディック12年 スペシャルリザーブ |
---|---|
アルコール度数 | 40% |
原産国 | スコットランド |
容量 | 700ml |
販売元 | ウィリアム・グラント&サンズ社 |
定価 | 約5,930円(税込) |
製法や原料のこだわり
グレンフィディック蒸留所は1886年に創設され、130年以上も家族経営で続いている数少ない蒸溜所です。「グレンフィディック」は「フィディック川の谷」という意味で、創業者ウィリアム・グラントが描いた、この美しいスコットランドの谷で最高品質のウイスキーを造るという夢から始まりました。その品質へのこだわりが、現在まで家族によって受け継がれています。
グレンフィディック12年は、アメリカンオークのバーボン樽とヨーロピアンオークのシェリー樽、この2つの異なる樽で熟成された原酒をブレンドして作られています。それぞれの樽が持つ特徴を活かした贅沢な製法です。そして昔ながらの銅製ポットスチルを使った伝統的な蒸溜方法を守り続けています。
伝統を大切にしながらも現代の技術も取り入れることで、いつでも安定した品質を保っているのがグレンフィディックの特徴です。この伝統と革新のバランスが、長年にわたって愛され続けている理由といえるでしょう。
世界的な評価も高い
グレンフィディック12年は、世界的な評価も高く、2014年にはインターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)やインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)で複数のカテゴリーにおいて金賞を受賞しています。このように複数の受賞歴があることからも、その品質の高さがうかがえます。長年にわたって世界中の愛好家に愛され続け、スコッチウイスキー業界において重要な地位を占めています。
こうした輝かしい受賞歴こそが、グレンフィディック12年の信頼性と人気を裏付けていると言えるでしょう。
グレンフィディック12年はどこで買える?安く入手する方法!

グレンフィディック12年は、Amazonなどの通販サイトや「やまや」などのお酒の量販店で購入することができます。定価よりも手頃な価格で流通していることが多く、上手に探せば比較的安価に手に入れることができます。
購入時には、いくつかの販売店や通販サイトを見比べて価格差をチェックするのが基本ですが、タイムセールやキャンペーン、ポイント還元などのタイミングを狙うと、さらにお得になる可能性があります。また、複数本まとめて購入することで1本あたりの単価が下がるケースもあるため、家族や友人とシェアするのも一つの方法です。
価格にばかり目が行きがちですが、並行輸入品や保管状態に注意し、信頼できる販売元を選ぶことも大切です。納得のいく価格で満足度の高い一本を手に入れるためには、焦らずタイミングを見計らうことがポイントです。
グレンフィディック12年カオランリザーブは終売のため入手困難
グレンフィディック12年 カオランリザーブは、現在は終売となっている特別な限定ボトルです。2002年に発売されたこのウイスキーは、第二次世界大戦時のスモーキーで力強い風味を再現する目的で造られました。当時、石炭の代用としてピートが使われていた影響から、ウイスキーはピート香の強い味わいに仕上がっています。
「カオラン(Caoran)」とはゲール語で「残り火」や「ピートの燃えかす」を意味し、その名の通り、スモーキーさが印象的な1本です。グレンフィディックの伝統を守りながら、12年以上熟成させたモルト原酒を使用し、さらにアイラモルトの熟成に使われた樽で3〜6ヶ月の仕上げ熟成を行うことで、深みのあるピート感とバランスの良い味わいを実現しています。
カオランリザーブは、グレンフィディックの定番12年とは異なる、より男らしく重厚な個性を備えたシングルモルトとして、熱心なウイスキーファンの間で高い評価を得ていました。
現在は生産が終了しており、通常の流通では入手困難ですが、一部の専門店やオークションサイトでは中古や未開封品が見つかる場合もあります。
その希少性と個性的な味わいから、コレクターズアイテムとしての価値も高く、買取市場でも注目されている銘柄です。お持ちの方は、今後の価格動向にも注目したいところです。
グレンフィディック12年の味わいが似ている銘柄
グレンフィディックの味わいが好みという方は、味わいが似ている銘柄と飲み比べてみることもおすすめです。比べてみることで違いを感じられたり、よりウイスキーを楽しむことができるでしょう。グレンフィディック12年と同じ価格帯で、味わいの傾向が似ている銘柄を2つご紹介します。
①ザ・グレンリベット12年

グレンリベット12年は、スペイサイド地方の代表的なシングルモルトで、グレンフィディックと並ぶ世界的定番です。
透明感ある淡いゴールドの色合いに、リンゴや洋ナシのフレッシュな香りが魅力。口に含むとバニラやクリームのような柔らかい甘さに続き、後味はすっきりしているため非常に飲みやすいです。
まさに「優しいスコッチ」と言える味わいで、ストレート・ロック・ハイボールなど様々な飲み方で楽しめます。
価格は国内で約5,000円前後と手に取りやすく、グレンフィディック12年と同等の価格帯です。初心者にもおすすめできる定番ウイスキーで、まずは2本を並べて飲み比べてみると、その違いが一層よく分かるでしょう。
②グレンモーレンジィ オリジナル

グレンモーレンジィ オリジナル 12年は、スコットランド・ハイランド地方で造られるシングルモルトウイスキーです。
グレンフィディックとは地域こそ異なりますが、フルーティーでやさしい飲み口という共通点があり、グレンフィディック好きにとって試す価値のある1本です。
もともとスタンダードとして10年熟成が主流でしたが、現在は12年熟成が主力となり、グレンフィディック12年と並ぶスタンダードレンジとして展開されています。価格帯もほぼ同等ながら、その完成度の高さでウイスキー通からの評価も上々です。
味わいは、レモンやオレンジのような柑橘系の香りに加え、バニラやクリームのような甘くまろやかなニュアンスも感じられます。口当たりは非常になめらかで、繊細な味のバランスが魅力です。
「完璧すぎるウイスキー」とも称されるグレンモーレンジィは、本場スコットランドでも高い人気を誇り、国内外で多くのファンに愛されています。
グレンフィディック12年のおすすめの飲み方
グレンフィディック12年は、飲み方によって香りや味わいが豊かに変化します。飲み方を変えるだけで印象が変わるのは、グレンフィディック12年の優れたバランスと香味の構成力によるもの。ぜひ自分好みの楽しみ方を見つけてください。
■ストレート
まずおすすめしたいのがストレートです。
グレンフィディック12年はアルコールの刺激が控えめで、舌あたりが柔らかく、初心者でも比較的飲みやすいのが特徴です。素材本来の香りや味わいをそのまま楽しめるため、まずは一度、加水せずにそのまま口に含んでみてください。
フルーティーで繊細な甘みが広がり、このウイスキーの魅力をしっかりと感じられます。
■トワイスアップ
次に試してほしいのが「トワイスアップ」。常温の軟水をウイスキーと同量加える方法です。加水することでアルコールの角が取れ、より一層香りが開きます。
青リンゴのような爽やかさや、かすかなバニラ香が感じやすくなり、グレンフィディックの持つ繊細な表情に気づくことができるでしょう。
■ロック
氷を入れたグラスに注いで楽しむロックスタイルは、グレンフィディック12年の甘さやコクをゆっくりと変化させながら味わいたい方におすすめです。
時間の経過とともに少しずつ氷が溶け、ウイスキーの風味がやわらかくなっていく様子を楽しむことができます。食後のリラックスタイムや、ゆっくりくつろぎたい夜にぴったりの飲み方です。
グラスに大きめの氷を使うと、薄まりすぎず長く風味を楽しめます。
■ハイボール
よりライトに楽しみたい場合は、ハイボールがおすすめです。
グレンフィディック12年を炭酸水で割ることで、フルーティーな香りが一層引き立ち、爽やかな飲み口になります。食事と一緒に楽しみたいときにも相性がよく、特に魚料理やチーズなどとの組み合わせは抜群です。
暑い季節には氷をしっかり入れてキリッと冷やすと、喉ごしの良さが際立ちます。初心者の方でも気軽に試せる飲み方のひとつです。
グレンフィディックは買取に出すのがおすすめ
飲まないまま眠らせているグレンフィディックのボトルは、買取に出すことで高い価値に変わる可能性があります。ファイブニーズでは、電話・LINE・オンライン・出張・実店舗と、多様な査定手段を用意し、査定料・キャンセル料は無料・即日現金化可という安心のサービスを提供。さらに、独自の販売ルートにより業界でも高価格での買取が可能で、スピードと価格の両面でメリットがあります。
「不要だけど捨てるのはもったいない」と感じている方、ぜひ利用をご検討ください。未開封のボトルで状態の良いものや限定品などはプレミア評価も期待でき、想像以上の額が返ってくることもあります。
ファイブニーズの「グレンフィディック」買取実績
ファイブニーズでは、グレンフィディック12年をはじめ、限定品や終売品など、幅広いラインナップの買取実績があります。たとえば、2025年3月にはグレンフィディック12年を4,000円で買取した実績もあります。現在、市場では大きなプレミア価格がつく銘柄ではないため、「安く買って高く売る」という投資的なアプローチには向いていませんが、ご自宅で眠っている未開封品や、贈答品としてもらったまま飲まない未開封のウイスキーがあれば、まずは査定に出してみるのがおすすめです。
特に箱付きなどの状態が良いものは、高く評価される傾向があります。査定の際は、「液面の高さ」「ラベルの状態」「付属品の有無(箱や冊子など)」が価格に影響するため、写真を添えてお問い合わせいただくと、より正確な査定が可能です。
買取日 | 買取商品 | 買取価格 |
---|---|---|
2025年5月30日 | グレンフィディック 12年 スペシャルリザーブ 700ml | ¥2,000 |
2025年5月9日 | グレンフィディック グランデ クロンヌ 26年 700ml | ¥30,000 |
2025年3月10日 | グレンフィディック 15年 ソレラ・リザーブ 700ml | ¥4,000 |
2025年2月7日 | グレンフィディック 15年 ソレラ・リザーブ 700ml | ¥3,500 |
2025年2月7日 | グレンフィディック 18年 スモールバッチ 700ml | ¥6,500 |
▼グレンフィディックの買取:グレンフィディックを高価買取できるのはお酒買取専門店ファイブニーズ
まとめ
グレンフィディック12年は、手頃な価格ながら本格的なシングルモルトウイスキーの味わいを楽しめる、コストパフォーマンスに優れた1本です。130年以上の歴史と伝統に裏打ちされた品質に加え、世界的な評価や親しみやすい味わいを兼ね備えた、稀有なウイスキーといえるでしょう。
もしお手元にグレンフィディック12年をお持ちであれば、味わうのはもちろん、飲む機会がない場合は一度買取サービスの見積もりを依頼してみてはいかがでしょうか。