(fighting-cock)
最高買取金額 | … | ¥11,000 |
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バーボンは時代とともにライト化する傾向にありますが、その中であえて時流に逆らった昔のままの男性的な、闘鶏の姿を連想させるヘビーなタイプのバーボンがファイティング・コックです。
製造拠点をバーンハイム蒸溜所に移したヘヴン・ヒル社が製造する数多くのブランドの一つで、独自に熟成、製品化しています。
ファイティング・コック6年は、ラベルに「103」(103プルーフ=アルコール度数51.5%)とあるように、度数も高いです。
そして、一番の特徴がライ麦のかわりに小麦を使用していること。
バーボンは一般的にとうもろこし、ライ麦、大麦麦芽が原料ですが、このバーボンは力強くかなりドライでさっぱりとしています。
香りもそれほど強くはなく、変な苦味やトゲトゲしさも感じられません。そのため、すっきり飲めて後味もそれほど残らないことが特徴です。
ファイティング・コックを製造したヘヴン・ヒル蒸溜所は、1889年にネルソン郡バーズタウンに建設されました。当時、この蒸溜所は家族による小規模な経営でしたが、後に会社組織となり、その経営もだんだんと拡大してきました。
アメリカの禁酒時代が終了した後の1935年からは、数少ない独立系の会社として現在までその地位を保っています。
また、同社はジムビームの子孫であり、アメリカ禁酒法時代も変わることなくウイスキーブランドを引っ張ってきたビーム家とも深い絆があり、ファイティング・コックの蒸留も酵母もこの一族が関わっています。
ファイティング・コックとは「闘鶏」を意味します。ラベルに描かれている「闘鶏」は、アメリカなどでは鶏の足に小型ナイフを装着させ1対1で戦わせている、鶏と鶏が戦う競技で、チキンファイトとも言われています。
15年は凛々しく立つ闘鶏の絵のラベルで、15年間の長期熟成による重厚な味わい深さを特徴とし、香り豊かで、味がとてもしっかりとしたバーボンです。
ファイテング・コック6年と15年では、同じブランドとは思えないくらいボトルの外観は違いますが、どちらもイメージ通りの力強さがあります。
また、ファイティング・コックを製造しているバーンハイム蒸溜所は、味に刺激的なパンチを加えるため、ライ麦ではなく、小麦を使用していると公表しています。