(noah's-mill)
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ノアーズ・ミル蒸溜所は、「ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズ」という、ケンタッキー州のバーズタウンで一番小さな蒸溜所です。
ノアーズ・ミルはヘブンヒル社より原酒を購入し、独自に熟成させたもの。
バーズタウンの小規模蒸留業者だったウィレット蒸溜所の原酒から、熟成のピークに達したものを選び、スモール・バッチでボトリングしています。
完璧な味わいを生みだすまで待ちつづける忍耐により、その品質を可能にしているのです。
ハンドメイド・バーボンと呼ぶに相応しいバーボンで、熟成ピークに達した数樽だけを製品化しています。
ノアーズ・ミルは、かつて1935年に創業されたウィレット蒸溜所で造られていました。しかし、同蒸溜所は1980年代はじめに操業を停止してしまいました。
その4年後の1984年、創業者のトンプソン・ウィレットの娘の夫である、ノルウェー出身のエヴァン・クルスヴィーンが経営しているケンタッキー・バーボン・ディスティラーズが、同蒸溜所を買収し、再稼動に向けて計画を進めています。
現在も大手企業グループに属すことなく、高品質のバーボンを家族で生産されているノアーズ・ミル。手作業で瓶詰めされている少量生産のバーボンであるがゆえに、エレガントでバランスの取れた香りと味わいが期待できる一品になっています。
ノアーズ・ミルは、1998年に地元のルイズビル・マガジンのウイスキーコンベンションで、堂々1位を獲得しました。また、2005年に開催されたコンテストでも、「ゴールドメダル賞」を受賞しています。
上品で芯のあるボディーは造り手のこだわりを十分に感じさせてくれる味わいです。
以前は15年物としてリリースしておりましたが、味にバーボンらしいパンチを出すため若い原酒をブレンドするようになり、そのためロットから「15年」の表記が無くなりました。
ノアーズ・ミルは、色が濃くソフトでバランスの良い複雑な味わいで、特にフィニッシュの長さとエレガントさが素晴らしいバーボンです。