(auchentoshan )
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買取本数 | … | 8本 |
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オーヘントッシャンは、ゲ―ル語で「野原の片隅」という意味を持ち、1823年に設立されました。
スコットランドのグラスゴーからクライド川にそって北西へ10km、アーカイン橋の北のたもとに位置し、キルパトリック丘陵の窪みに蒸溜所があります。
ローランド地方の伝統的なウイスキーの製法にこだわり続け、蒸留工程を3回繰り返すことにより、通常のウイスキーよりも熟成が早く、純粋なアルコールに近づき、樽熟成時の成分が溶け込みやすくなります。仕込み水は蒸溜所の北のココノ湖の水を使用し、夏場などで水が少なくなったときは蒸溜を休むという頑ななこだわりを感じさせます。
クセがなくマイルドな香味と果実のような甘いフレーバーの軽やかさは、男性だけではなく女性からも高く評価されています。
ローランドを代表するオーヘントッシャン蒸溜所は、もともと修道院があった場所に建設されました。
その当時の修道士たちがビール造りからスピリッツ蒸留に替えていったかどうかは定かではありませんが、実際にスピリッツ蒸留が行われていたとしたら、オーヘントッシャンの歴史は非常に古いものと言えます。
オーヘントッシャンは1823年にソーンという人物によりライセンスを取得しました。2基のスチルでウイスキーを生産していましたが、後に3基目を導入しました。
仕込みの水は、1941年に第2次世界大戦でドイツ軍が爆撃投下を行った際にできた強大なクレーターが池となった場所から引いており、不足している分はハイランドのカトリン湖から調達しています。
1984年にはアイラ島のボウモア蒸溜所と提携をし、モリソンボウモアを設立、その後サントリーの傘下に入りました。
オーヘントッシャン蒸溜所の周囲は広大な田園地帯だったため、第2次世界大戦でドイツ空軍のターゲットにされ、2日間に実に20万個の爆弾投下に遭い、蒸溜所も甚大な被害を受けました。
その時、クライド川に原酒が流れ出し、川の水を飲んだ動物たちが酔っ払ってフラフラしていた、などのエピソードを数多く持っている伝統ある蒸溜所です。
3回の蒸留モルトといえば、スコットランドではオーヘントッシャンが専売特許となっています。
そのためグラスゴーでは、ジャガイモの飢饉の際に仕事をなくして移住してきた多くのアイルランド人が、オーヘントッシャンに職を求めてきたというエピソードもあります。
3回蒸留するとなぜか熟成が早いようで、5年するとまろやかに熟成し、さらに年月を重ねれば十分に香り深くなり、すばらしい味わいになることで高く評価され、近年の人気はどんどん高まってきました。