獺祭の値段の違いを解説!価格の違いのポイントは?

日本酒の中でも「獺祭(だっさい)」は、国内外で高い人気を誇るブランドです。
山口県に本社を置く株式会社獺祭(旧・旭酒造)が造る獺祭は、純米大吟醸に特化し、精米歩合の違いや独自の製法によって幅広いラインナップを展開していますが、「獺祭45」「獺祭三割九分」「獺祭二割三分」など、同じブランド名でも価格が大きく異なるのはなぜでしょうか。
本記事では、その理由をわかりやすく解説するとともに、代表的な銘柄の特徴や価格の目安をご紹介します。
獺祭のおすすめラインナップと価格

メインシリーズ
獺祭のメインシリーズは、精米歩合の違いによって大きくランク分けされています。お米をどこまで磨くかによって雑味が減り、より繊細な味わいになります。「獺祭45」は手頃な価格で親しみやすく、日常的に楽しめる一本です。「三割九分」はより華やかな香りが楽しめ、バランスの取れた飲み口が魅力。
さらに「二割三分」は、米を極限まで磨いた贅沢な味わいで、特別な日にふさわしい高級酒です。また、同じ二割三分でも「遠心分離」製法を用いたものは、雑味を徹底的に取り除いた透明感ある味わいで高額。
「その先へ」は獺祭の最高峰で、まさに芸術品のような一本です。価格の差は「精米歩合」と「製法」の違いが大きな要因といえるでしょう。
獺祭 純米大吟醸45
「獺祭45」は、獺祭の中でも最もスタンダードで親しみやすい一本です。精米歩合は45%と、米を半分以上削って仕込まれています。アルコール度数は16度前後で、日本酒らしいしっかりした飲みごたえを持ちながらも、フルーティーで軽快な香りと味わいが特徴。
価格は720mlで2,000円台から購入でき、初めて獺祭を試す方や、普段の食事と一緒に楽しみたい方におすすめです。手軽さと本格的な品質を両立した、コストパフォーマンスの高い銘柄といえます。
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分
「三割九分」は、精米歩合39%まで磨き上げた中上位モデルです。アルコール度数は16度前後。華やかな果実のような香りと、甘みと酸味のバランスが取れた味わいが特徴で、飲みやすさと奥行きを兼ね備えています。
価格は3,000円未満で、特別な日や贈り物としても人気があります。獺祭らしい「上品でフルーティーな香り」をしっかり感じられるため、獺祭の魅力を深く知りたい方に最適です。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分

「二割三分」は、獺祭の代表的な高級酒で、精米歩合23%という徹底的な磨きが特徴です。
アルコール度数は16度前後。繊細で上品な香りと、透明感のある味わいが特徴で、まるで高級ワインのように飲み心地が洗練されています。
価格は720mlで6,000円弱と高価ですが、その分「特別な一本」としての存在感は抜群。結婚式や記念日、贈答用など、大切な場面で選ばれることが多い銘柄です。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離
通常の「二割三分」に加え、「遠心分離」製法で造られた特別版もあります。従来の圧力で搾る方法ではなく、遠心力で清酒を分離するため、雑味が少なく、よりクリアでエレガントな味わいに仕上がります。
精米歩合はもちろん23%、アルコール度数は16度前後。価格は720mlで1.7万円弱と高額ですが、「透明感の極み」とも呼べる上質さを楽しめる一本。日本酒好きの中でも特に評価が高いラインナップです。
獺祭 磨きその先へ
「その先へ」は、獺祭の最高峰として位置付けられる銘柄です。精米歩合は非公開ながら、通常の「二割三分」を超える技術が込められており、洗練された香りと圧倒的な透明感のある味わいが特徴。
アルコール度数は16度前後。価格は720mlで4万円以上と非常に高価ですが、日本酒の概念を超えた「芸術品」として、国内外で高い評価を得ています。まさに贈答品や特別な瞬間にふさわしい究極の一本です。
新生シリーズ
獺祭の「新生シリーズ」は、従来の日本酒造りにはなかった発想から生まれた新しい挑戦です。注目されているのは、発酵の過程で自然に生成される「獺祭エクソソーム」という成分。体にとって有益とされながらも、通常は酒造りの途中で失われてしまう物質を、再び製品に取り入れるという独自の技術が用いられています。
この試みによって誕生したのが「新生 獺祭 純米大吟醸45」と「新生甘酒」です。前者は精米歩合45%の山田錦を使い、クリアで飲みやすい味わいを持ちながら、発酵の恵みをより身近に感じられる一本。
後者は無添加・ノンアルコールで仕上げた麹甘酒で、やさしい自然な甘みが魅力です。子どもから大人まで安心して楽しめるので、健康志向の方にも人気。新生シリーズは「美味しさ」と「体へのやさしさ」を両立した、現代ならではの獺祭といえるでしょう。
新生 獺祭 純米大吟醸 45
「新生 獺祭 純米大吟醸45」は、獺祭の伝統的な純米大吟醸をさらに進化させた一本です。精米歩合45%の山田錦を使用し、アルコール度数は15度前後。透明感のある味わいとフルーティーな香りを保ちながら、発酵過程で得られる「獺祭エクソソーム」を取り入れた点が大きな特徴です。
通常の獺祭45よりも軽やかで飲みやすく、食中酒としても幅広く活躍します。価格は720mlで税込2,750円前後と手に取りやすく、日常の食卓やギフトにも適した新しい獺祭のスタンダードといえるでしょう。
獺祭の発酵技術から生まれた新生甘酒
「新生甘酒」は、獺祭の発酵技術を応用して造られた無添加・ノンアルコールの麹甘酒です。精米歩合50%の山田錦(等外米)を用いて仕込み、アルコール度数は0度。お米の自然な甘みと麹のまろやかさが引き立ち、飲み口はすっきりと上品です。
さらに、獺祭の発酵過程で見つかった「獺祭エクソソーム」を含む点も特徴で、健康志向の方やお子様でも安心して楽しめます。
価格は720mlで税込1,350円。美容や栄養補給としても注目されており、日常的に取り入れやすい一本です。
DASSAI BLUEシリーズ
「DASSAI BLUE」は、ニューヨーク州に新設された醸造所で造られる獺祭の海外展開ブランドです。日本と同じ山田錦を使いながら、現地の水と環境で仕込むことで、獺祭の味わいを新鮮な状態で世界に届けています。ラインナップは3種類。「獺祭 BLUE 23 from NY」は精米歩合23%で、繊細かつ華やかな香りと透明感のある味わいを楽しめる最高級品。
「獺祭 BLUE 35 from NY」は精米歩合35%で、香りの華やかさとバランスの良さが魅力の中上位モデルです。
そして「獺祭 BLUE 50 from NY」は精米歩合50%で、親しみやすく飲みやすい仕上がり。海外のみでの販売でしたが、2024年から日本国内でも数量限定で販売が始まりました。
「獺祭 BLUE 23 from NY」は720mlで税込13,200円。「獺祭 BLUE 35 from NY」は720mlで税込7,480円です。「獺祭 BLUE 50 from NY」は720mlで税込4,180円となっています。
新しい形シリーズ
獺祭の「新しい形シリーズ」は、伝統的な純米大吟醸の魅力を保ちつつ、現代の飲用シーンに合わせた多彩なラインナップを揃えたシリーズです。スパークリング日本酒やセット商品、さらには米焼酎まで含まれ、日常使いからギフトまで幅広く楽しめるのが特徴です。
「にごりスパークリング」は発泡感があり、乾杯や食事との相性も抜群。「おためしセット」は、複数の獺祭を少量ずつ味わえるので、飲み比べや贈答に最適です。また「獺祭焼酎」は、酒粕から造られる米焼酎で、香り高くまろやかな味わいを楽しめます。
いずれも獺祭ならではの品質管理と醸造技術を活かしながら、従来の日本酒の枠を超えた「新しい楽しみ方」を提案するシリーズです。
獺祭 純米大吟醸45 にごりスパークリング
「獺祭 純米大吟醸45 にごりスパークリング」は、精米歩合45%の山田錦を使用したにごり酒タイプの発泡性日本酒です。米の甘みがしっかりと感じられるにごりならではの味わいと、瓶内二次発酵による爽やかな発泡が特徴です。飲み進めると、繊細でありながら存在感のある純米大吟醸ならではの鮮やかな味の切れと余韻を堪能できます。
アルコール度数は14度前後で、価格は720mlで税込2,200円前後。乾杯や食前酒、軽やかな宴席にもぴったりの一本です。
獺祭 おためしセット
「獺祭 おためしセット」は、精米歩合23%、39%、45%の純米大吟醸を少量ずつ楽しめるセット商品です。アルコール度数は16度前後で、それぞれの米の磨き具合による味わいの違いを手軽に体験できます。
23%は華やかで透明感のある高級感、39%は香りとバランスの良さが際立つ中上位モデル、45%は親しみやすく飲みやすいスタンダードです。
価格は720ml×3本セットで税込3,300円。飲み比べやギフトに最適で、獺祭の味の幅を実感できる入門セットとして人気があります。
獺祭焼酎
「獺祭焼酎」は、獺祭の酒造工程で生まれる酒粕を再利用して造られる米焼酎です。アルコール度数は39度前後で、精米歩合は使用米によって異なります。米由来のまろやかで豊かな香りと、しっかりとした旨味が特徴。
価格は720mlで税込4,180円。日本酒とは異なる飲み方やロック、水割りでの楽しみ方も可能で、獺祭ブランドの多様性を体験できる一本です。
日本酒、焼酎ファンのどちらからも人気があるだけでなく、焼酎が苦手な方に好評のラインナップとなっています。
日本酒・獺祭とは?

獺祭は、山口県に本社を構える「株式会社獺祭」が造る純米大吟醸酒のブランドです。
すべての商品が純米大吟醸という徹底したこだわりを持ち、高精白の山田錦を使った透明感のある味わいが特徴です。
遠心分離機を用いた搾りや精米歩合23%まで磨いた酒など、新しい挑戦を続けてきたことから、日本酒の品質向上を牽引する存在として広く知られています。国内外で高い評価を受け、世界に日本酒の魅力を伝える代表的なブランドのひとつです。
醸造元の株式会社獺祭(旧・旭酒造)とは
株式会社獺祭(旧・旭酒造)は、山口県で創業した酒蔵で、もともとは地域の小さな酒蔵でした。しかし「日本で一番美味しい酒を造る」という志のもと、純米大吟醸に特化する革新的な方針を打ち出し、全国的なブランドへと成長しました。2025年6月には社名を「株式会社獺祭」に変更し、ブランドとの一体感を強化。最新の醸造技術と徹底した品質管理を導入しながらも、伝統を大切にする姿勢を貫いています。
現在ではニューヨークにも拠点を構え、世界に日本酒文化を広める中心的存在となっています。
獺祭の特徴
獺祭の最大の特徴は、酒米の王様と呼ばれる「山田錦」を100%使用していることです。山田錦は大粒で心白が大きく、雑味の少ない繊細な味わいを引き出せるため、最高級の日本酒づくりに欠かせない米とされています。
獺祭はその山田錦を丁寧に磨き上げ、すべてのラインナップを純米大吟醸として仕上げる、非常に稀有なブランドです。精米歩合にも徹底したこだわりがあり、45%や39%、さらには23%まで磨いた酒を商品化。
米の中心部だけを使うことで、透明感のある雑味のない味わいを実現しています。また、伝統的な搾り方に加えて「遠心分離機」を導入し、雑味の混入を防ぎつつ、よりクリアで香り高い酒質を追求するなど、革新的な取り組みも積極的に行ってきました。
味わいの特徴としては、フルーティで華やかな香り、軽やかでありながら旨みのある口当たり、そして後味の切れの良さが挙げられます。その上品さから日本国内だけでなく、海外の食文化との相性も良く評価されています。
獺祭は「伝統を守りながらも常に挑戦を続けるブランド」として、世界中の愛飲家から注目を集め続けています。
獺祭の買取はファイブニーズにお任せ

「飲まずに保管している獺祭を売りたい」「ギフトでもらったけれど飲む機会がない」。そんなときは、お酒買取専門のファイブニーズにお任せください。
当社では、電話・LINE・オンライン査定・出張・実店舗など、どなたでも利用しやすい方法をご用意しています。査定は無料、キャンセルも可能で安心。
また、独自の販売ルートを活かすことで高価買取を実現しており、即日現金化も可能です。他社と比べてもスピード感と査定額に自信があり、初めての方でも安心してご利用いただけます。獺祭の売却をお考えなら、ぜひお気軽にご相談ください。
ファイブニーズの「獺祭」買取実績
ファイブニーズでは、これまでに多数の「獺祭」シリーズの買取実績があります。例えば「獺祭 純米大吟醸 磨き 二割三分 1800ml」は¥7,000の買取実績があり、「獺祭45」から高級銘柄「その先へ」まで幅広く取り扱います。
特に「二割三分」や「遠心分離」など希少性の高い商品は高価買取の対象となりやすく、状態や保存環境を考慮した適正価格での査定は多くのお客様にご満足いただいています。
実際の買取実績は公式サイトに掲載しており、過去の事例をご確認いただけます。獺祭の売却を検討中の方は、ぜひ当社の実績をご参考ください。
買取日 | 買取商品 | 買取価格 |
---|---|---|
2025年06月04日 | 獺祭 純米大吟醸 磨き 二割三分 1800ml | ¥7,000 |
2024年09月05日 | 獺祭 純米大吟醸 磨き 二割三分 1800ml | ¥6,500 |
2024年08月19日 | 獺祭 純米大吟醸 磨き 二割三分 1800ml | ¥6,500 |
2023年12月12日 | 獺祭 23 純米大吟醸 磨き 二割三分 720ml | ¥2,000 |
▼獺祭の買取:獺祭を高価買取できるのはお酒買取専門店ファイブニーズ
まとめ
獺祭は、精米歩合や製法の違いによって幅広い価格帯と味わいを展開する、世界的に評価の高い日本酒ブランドです。特に「二割三分」や「その先へ」といった高級銘柄は、特別な価値を持つ一本として人気があります。売却を検討する際には、信頼できる専門業者に依頼することが大切です。ファイブニーズなら安心・高価買取が可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。