十四代 龍月の定価は?なぜ高い?買取相場とあわせて解説
日本酒好きなら誰もが憧れる「十四代」。
その中でも、特に別格の存在として知られているのが「十四代 龍月」です。
「名前は聞いたことがあるけど、なぜそんなに高いの?」「定価はいくらなの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、「十四代 龍月」の魅力や、高値で取引される理由、気になる定価や買取相場についてわかりやすく解説していきます。
十四代 龍月とは
「十四代 龍月」は、日本酒の最高峰に位置づけられるお酒のひとつです。
山形県にある高木酒造が手がける十四代にはさまざまな種類がありますが、「龍月」は、酒米の王様と言われる山田錦を精米歩合35%まで磨き上げた、純米大吟醸酒の最高ランクに位置します。
十四代のラインナップの中でも、特に人気の高い「七垂二十貫」シリーズのひとつとして知られています。
この「七垂二十貫」という名前は、昔ながらの伝統的な製法である「袋吊り」という、自重で滴る酒だけを集める搾り方で、20貫(約75kg)の米からわずか7滴しか取れないという、究極に贅沢な製法からきています。
手間と時間がかかるこの製法は、雑味のない、極めてクリアで美しい味わいを生み出すんです。
「十四代 龍月」は、十四代の技術と情熱が凝縮された、特別な1本だと覚えておいてくださいね。
十四代 龍月はなぜ高い?
「十四代 龍月」が高価である理由の一つは、その極めて高い希少性にあります。
高木酒造は、品質を最優先するため、年間を通じての生産量が非常に少ないことで知られています。
特に「龍月」のような最高峰のお酒は、その希少性が際立っています。
「欲しい人が多いのに、市場に出回る量が極端に少ない」ため、需要と供給のバランスから価格が高騰してしまうのです。
2つ目の理由は、原料への徹底的なこだわりです。
「龍月」の原料となるのは、特A地区産の山田錦。
さらに、酒米を丁寧に磨き、中心のごく一部、精米歩合35%という上質な部分だけを使用しています。
この精米歩合35%というのは、お米の約3分の2を削り落とすということ。
この手間と贅沢な米の使い方が、雑味のない、透き通るような芳醇な味わいを生み出す秘訣です。
そして3つ目は、手間のかかる伝統製法「七垂二十貫」です。
この製法は、先ほども触れた通り、圧力をかけずに自然に滴る滴だけを集めるため、大量生産ができません。
時間も手間もかかる分、究極にピュアで雑味のない酒質が実現するのですが、これが製造コストと希少性を押し上げている大きな要因です。
つまり、最高品質の原料を、最高の技術と手間をかけて造っていることが、この価格の理由なのです。
十四代 龍月の定価・買取相場は?
「十四代 龍月」の定価(特約店価格)は、1本(720ml)あたり10,000円台(税別)とする情報も見られますが、一般の酒販店に並ぶことは非常に稀です。
定価で手に入れるのは、至難の業といっても過言ではありません。
そのため、実際に購入する場合の市場価格は、需要の高さから数十万円で取引されることも。
もし少しでも定価に近い価格で購入したい場合は、高木酒造と特約している酒販店を探し、抽選販売などに挑戦してみるのが信頼できる低価格での購入ルートです。
そして、気になる買取相場ですが、当社ファイブニーズでも「十四代 龍月 純米大吟醸 1800ml」については、100,000円という買取事例があります。
ただ、お酒の状態や付属品の有無、時期により変動しますので、もしお手元に未開封の「十四代 龍月」がありましたら、ぜひ当社ファイブニーズの無料の買取査定をご活用ください。
| 買取日 | 買取商品 | 買取価格 |
|---|---|---|
| 2023年12月07日 | 十四代 龍月 純米大吟醸 1800ml | ¥100,000 |
まとめ
「十四代 龍月」は、最高の酒米と、伝統的な「袋吊り」製法である「七垂二十貫」という手間暇をかけた技術によって生み出される、日本酒の至宝とも呼べる存在です。高い価格の背景には、「希少性の高さ」「贅沢な原料の使用」「伝統製法」という3つの大きな理由があることがわかりました。
定価での入手は難しいですが、その市場価格や買取相場は非常に高額です。
もしご自宅に眠っている「十四代 龍月」があれば、それは大きな価値を持っています。
ぜひ一度、当社ファイブニーズでの無料査定を利用して、その価値を確かめてみてくださいね。