(remy-martin)
最高買取金額 | … | ¥170,000 |
※過去最高金額での買取り結果です。 | ||
平均買取金額 | … | ¥3,700 |
買取本数 | … | 976本 |
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1695年2月、ルイヤックの小さなワイン商に、1人の男の子が誕生しました。彼はレミーと命名され、幼い頃より父のワインづくりを手伝っていました。
1724年、レミーが30歳を迎える頃、広大な土地と、義父から学んだ商いに対する情熱、さらにワインづくりの技術という3つの財産を持っていました。そして彼は、所有地を拡大しようとする野心と、盛んな起業家気質を原動力に「レミーマルタン」社を創業したのです。
4代目のエミール・レミー・マルタンは、「レミーマルタン」ブランドを確固たるものとするため、高度な品質管理体制や経営方針を整えたり、それまでの樽売りと併せて、当時、なかなか浸透しなかったコニャックの箱売りなども手がけました。
また、後世にも残る大きな仕事となったのは、『ルイ13世』を「レミーマルタン」の中で最も美しいボトルに詰めて世に送り出したことです。もともとこのボトルのオリジナルは、当時よりはるか昔、カトリックとプロテスタントが争っていた戦場の跡地から発見されたものでした。
エミールは、フランス王家の紋章で飾られ、ルイ13世王朝期のイタリアルネッサンスから影響を色濃く受けた、この華麗なボトルが一目で気に入り、自社の中で一番高貴な商品を詰めようと考えました。
そして、このボトルの複製権を得たエミールは、最も優れたグランド・シャ ンパーニュの畑から生まれる最上のコニャックを詰め、『ルイ13世』の名でリリースしたのです。
レミーマルタン社の創業は1724年のことでした。ブランデーの大手メーカーの中ではオージェ、マーテルに次いで老舗です。しかし、レミーマルタンが有名になったのは、ブドウ栽培業者であったアンドレ・ルノーが社長に就任してからでした。
彼は、グランド・シャンパーニュのブドウ農園の娘を妻に迎え、その家から原料供給を受けるようになってから、フィーヌ・シャンパーニュ規格のVSOP量産体制を設立し、確固たる名声を手に入れました。
レミーマルタン社は、グランド・シャンパーニュ、プティット・シャンパーニュ以外で生産された原酒は使わず、商品のすべてをこの2地区で作っている肩書きを持つことを特色としています。